事故や災害で降りられないときのトイレ事情とは?万が一電車に閉じ込められた場合はどうする?【図解 鉄道の話】
イチオシスト
悪天候で電車から長時間降りられなかったという話をたまに聞きますが、昨今の異常気象を考えると他人事ではありません。2023(令和5年)、西日本で災害級の大雪が降った際に、JR京都線・琵琶湖線の電車15本が最大10時間、立ち往生することがありました。命に関わる事故には至らず何よりでしたが、駅間で長時間停車している間、乗客にとって大きな問題だったのがトイレです。運転の再会が見込めない場合は、「鉄道会社の職員の誘導に従って降車」するのが一般的ですが、「一定時間が過ぎたら降車してもらう」という明確なルールがあるわけではありません。
もちろん、鉄道会社としても電車から長時間降りられないことがないよう、できるだけ駅間で停めない努力をしますが、安全の問題上どうしても避けられない場合もあります。基本的な対策として、乗車前にトイレを済ませるか、使えるかは時と場合によりますが、予めホームセンターなどで手に入れられる簡易トイレを持っておくのも一つの手です。ちなみに、乗務員は一度乗務を開始したら終点で折り返すか、ほかの乗務員と交代するときでないとトイレに行けません。そのため、利尿作用のあるお茶やコーヒー、お腹を壊しかねない辛いものは避けるといった工夫をしています。
もしものために備えておくことが有効 簡易トイレを持ち歩く 電車に乗る前にはトイレを済ませるバッグのなかに簡易トイレを入れておく、電車に乗る前にはトイレを済ませておくといった策が効果的。これから起こるといわれている大地震の防災対策にもなります。

乗務員は利尿作用のあるお茶やコーヒーを控えたり、お腹を下ないようトウガラシなどの辛いものを勤務前に控えたりしています。また、もしものときのために下痢止めを常備しています。

出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 鉄道の話』綿貫 渉
記事提供元:ラブすぽ
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