ウーバーイーツの活用法が大きく変わった! 2025-2026の年末年始配達レポート【チャリンコ爆走配達日誌】
イチオシスト

この年末年始に配達が多かったのは......
連載【ギグワーカーライター兼ウーバーイーツ組合委員長のチャリンコ爆走配達日誌】第133回
ウーバーイーツの日本上陸直後から配達員としても活動するライター・渡辺雅史が、チャリンコを漕ぎまくって足で稼いだ、配達にまつわるリアルな体験談を綴ります!
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年末年始はウーバーイーツ配達員にとっての稼ぎどきです。
思い返せば2024-2025年の年末年始には配達員不足が起こり、商品が届くまでに大幅な遅延が発生ました。そのためか、東京エリアの配達員には今年の1月1日から5日までの間、ランチタイムに6回、ディナータイムに9回配達するとトータルで4100円の特別手当を支給するなど、さまざまな手当の告知が出ました。

年始の特別手当画面①

年始の特別手当画面②
この時期はライター業もヒマになるタイミング。そこで、この年末年始もがっつり配達をやってみました。
2024-2025年の年末年始配達レポート「年末年始にウーバーイーツ配達依頼が多かった意外な店とは?」では、一番多く訪れた店はミニスーパーの「まいばすけっと」だったということを書きました。ピックパックペイと呼ばれる買い物代行サービスが始まったことから、鍋料理の具材や缶ビールなどを注文する人が増えたことを紹介しました。
買い物代行サービスを導入する店がこの1年で増えたためか、この傾向はさらに加速し、2025-2026年末年始の配達は全体の4分の1がスーパーマーケットからの依頼となりました。
特に依頼が多かったのは、配達員に特別手当がつかない14時30分から17時30分までの間。この時間を休憩にあてる配達員が多い一方、注文する側にとっては夕食の食材を購入する時間帯。ということで私は、この時間は「マルエツ」「ピーコックストア」「西友」などのスーパーで買い物ばかりしていました。
そんな、スーパーマーケットで買ったものベスト3はこんな感じです。
●第3位・切り餅
年明けから注文数が増加。スーパーにも目立つ場所にたくさん並んでいましたが、注文される方の多くは、目立つところに大量に置かれている1kg入りではなく、400g入りの小パックを注文。そのため、店によっては品切れとなっていたり、棚の隅の方にあったりと探し出すのに意外と苦労した商品でした。
●第2位・白菜1/4カット
特に12月29日から31日にかけて注文が多かった商品。年末年始はすき焼きを食べる習慣がある人が多いと聞きます。また、カニ鍋などの豪華な鍋料理を家庭で楽しむ方も多いのでしょう。そんな鍋料理に欠かせない白菜を3日間トータルで10玉分ぐらいは運びました。
●第1位・サントリーの天然水2L
ぶっちぎりで多かったのがこれ。一度に5、6本を運びました。ウーバーイーツの注文者用アプリでは一度に注文できる重量が制限されているのか、6本以上注文される方はいませんでした。一方、配達員は3件まで同時に配達を受けることができる仕様なので、4本注文される方2件と、3本注文される方1件を同時配達、といった超重量案件をこなすこともありました。
リュックに入らなかったものは自転車の前カゴに入れて対応しました。スーパーには他メーカーやプライベートブランドのミネラルウォーターも並んでいましたが、ウーバーイーツで注文する方の9割以上はサントリーの天然水でした。
中・大規模なスーパーマーケットが買い物代行を始めたため、ちょっとした買い忘れではなく、買い物すべてを頼むといったオーダーが増え、商品を探し出す時間もかかり、買い物代行を3件同時に受けた際はすべての商品を探し出すのに40分ほどかかることもありました。
買い物代行に次いで多かったのはピザの配達。これまでも12月24、25日のクリスマスの注文は多かったのですが、この年末年始は注文が多く入りました。
ピザ配達で印象的だったのが、社内忘年会、新年会の会場へ運ぶ機会が多かったこと。
私のようなおじさん世代は、忘年会、新年会というと、居酒屋などの店で行なうイメージがあります。ですが、ピザの配達先で見たのは、近所の店で購入したお酒やソフトドリンク、ウーバーなどのフードデリバリーで届けられた食べ物がテーブルに並ぶ会社内の会議室。明るい室内から聞こえる笑い声。
フードデリバリーのサービスが発達したので、店より会議室で開催する方がさまざまな料理が楽しめます。また、店の場合は予約時間、参加人数などをしっかり決める必要がありますが、会議室ならそのあたりの融通が利きます。他のお客さんもいないので、大きな声を出さないと相手に話が聞こえないということもありません。今後はこのような会議室忘年会、新年会が増えていきそうな感じです。
最後に、買い物代行やピザ配達で稼いだ年末年始の収入を発表します。

年末年始の収入画面①

年末年始の収入画面②
お正月にサントリー天然水を大量に運んだ配達先の方や、1月2日の雪が降った夜の配達先の方から多めのチップをいただいたこともあり、12月22日から1月5日までで24万円ほどを稼ぐことができました。
ですが、これだけ配達をしたため体はボロボロ。前回の記事では「12日の成人の日あたりまでは注文が多いので、そこまではガッツリ配達していると思うので」なんて書きましたが、12日まで配達をする余力はなく、この原稿も筋肉痛に耐えながらなんとか書き上げたといった感じで、ライターの仕事に影響が出てしまいました。
次の年末年始に配達をするなら、体の状態を鑑みて回数を調整しながら配達を行ないたいと思います。
文/渡辺雅史 イラスト/土屋俊明
記事提供元:週プレNEWS
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