年間女王の佐久間朱莉が祝勝会で明かす師・ジャンボ尾崎さんとの約束 「また、来たのか。と言われるぐらい…」
イチオシスト
13日に都内で、昨季国内女子ツアーの年間女王に輝いた佐久間朱莉の祝勝会が行われた。JLPGAアワードでも披露した、デニム生地で作られたこだわりの詰まった青のドレス姿で登場した。
「普段からお世話になってるスポンサーさんをはじめ、たくさんの方が来て、こうして祝勝会をしてくださったので、本当にうれしいなと思います」
会の終盤には、来場した所属先の大東建託をはじめ、スポンサーや家族など、日頃から支えてくれている人々への感謝の気持ちを伝えた。その中で、昨年12月23日に亡くなった師匠、ジャンボこと尾崎将司氏への思いも語られた。
かけられた言葉はもちろん、その背中もいつも目標だった。「私は中学3年生から約8年間、ジャンボさんに指導していただいた。私が初めて来た時は、まだジャンボさんはツアーに出ていたので、ツアーから帰ってきて黙々と練習、トレーニングをしていて、本当にゴルフに向き合う姿勢など、言い出したらきりがないぐらいたくさんのことを教えていただきました」。女王戴冠に必要不可欠だった人物なのは言うまでもない。
そして、こんな場面を思い返す。
「最後に会話ができたのは年間女王の報告に行った時でした。その時に『女王、おめでとう』と、とてもうれしそうな顔でお祝いをしていただけたので、少し恩返しができたかなと、うれしく思っています。でも、最後に約束したのは“メジャー制覇”。そこに向けて目標を達成できるように精進してまいります。そして『また、来たのか』と言われるぐらいたくさん優勝報告に行けるように頑張ります」
昨年は、まさに飛躍の一年だった。4月の「KKT杯バンテリンレディス」でツアー初優勝を挙げると、5月の「ブリヂストンレディス」、6月の「アース・モンダミンカップ」、10月の「マスターズGCレディース」と年間4勝。36試合に出場し、トップ10入りは19回だった。この好成績の原動力は、“師匠へ恩返しを”という強い思いだった。
亡くなった後についても「家族葬にも行かせていただけたので、最後までお見送りはできました」と明かす。ただ、まだ悲しみの真っただ中。「整理ができているかと言われるとできてないと思います。でも、どこかで見守ってくださってると思う。クヨクヨしてオフをもったいなく過ごしていたらジャンボさんに怒られるので、そこは一旦気持ちをリセットできるようにはしています」と、必死に前を向こうとしている。
「今でもすごく悲しいですし、会えるものならすぐに会いに行きたい」というのが本音。尾崎氏の体調不良を知ったのは「2024年シーズンが終わったとき」だった。その状況で迎えた昨シーズンの開幕戦では、「少しでも早く勝ちたい」という思いが強くなったという。
「優勝報告に行けたことはすごく良かったですし、最後の年間女王の報告に行くまで見守ってくださっていたからこそ、私も頑張れました。ジャンボ軍団みんな頑張れたと思う。これからも引き続き見守ってくださると思うので、そのために私も優勝報告に行けるように頑張りたいです」
師匠と交わした“メジャー制覇”の約束は絶対に果たさなければならない。その時には、天国で愛のある“ジャンボ節”がつぶやかれているはずだ。(文・高木彩音)
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