【これは沼】片手サイズのMt.SUMI新作「オイルストーブ」が、火遊び好きのロマン全部乗せでした
イチオシスト
Mt.SUMIの「オイルストーブ オーラ ルミ」が面白そう!

出典:Mt.SUMI
Instagramなどで流れてくるさまざまなキャンプ用品。筆者がつい反応してしまうのは、炎を灯したギアです。
このところ興味を抱いたのは、京都発のアウトドアブランド・Mt.SUMI(マウントスミ)が発売したオイルストーブ。「Oilstove AURA Lumi(オイルストーブ オーラ ルミ)」という新商品です。

出典:Mt.SUMI
燃料はパラフィンオイルで、幅の広い芯に着火して使うアイテム。そこはアイロンストーブに近いのですが、ルックス的には耐熱ガラスの薪ストーブを彷彿とさせますね。
アイロンストーブも薪ストーブも愛用している筆者にとっては、なんとも興味深い製品です。

ということで今回は、発売したてのオーラ ルミをピックアップ。さっそく現物を入手しました。
付属の専用ケースはシックなブラックの箱型で、6面すべてにクッション性が。この時点ですでに好印象です。
オイルストーブ オーラ ルミMt.SUMI

現物をまじまじと見てみた

本体を取り出しました。何かパーツを取り付ける必要はなく、燃料を入れればそのまま使用できるようです。
サイズはご覧の通りで、片手に乗るほどコンパクト。それでいてズッシリとした重量があり、頑丈につくられていることが推察されました。
4面すべてガラス仕様

サイドビューをどうぞ。上からゴトク、燃焼室、タンク、脚……とつづく構造はアイロンストーブと同様ですね。ただしサイドにも大きな窓があるのは、本製品の大きな特長です。
真鍮パーツがロマン全開

さて真鍮のパーツがちょいちょいアクセントになっていますが、もちろんこれらには役割があります。
よく触ることになるのが、この火力調整ノブ。手前に回すと芯が上がり、奥に回すと下がります。
ちなみに芯を下げすぎてタンク内に落としてしまった場合、取り出すことは不可能。それでも使用には問題ないそうですが、慎重に操作したいノブです。

芯の幅は10cm弱といったところ。芯は専用品で、交換する場合はマウントスミの公式サイトか取扱店で購入できます。
手前に真鍮のキャップがあり、ここが給油口。のちほど給油する様子もお伝えしますね。

その他のディテールをざっと見ておきましょう。
- ①ドアの開閉は簡単なマグネット式
②長めのハンドルで燃焼中も移動可能(※)
③本体のステンレスよりも分厚いゴトク
……ということで、全体的に使い勝手への考慮が見て取れます。きっと試作を繰り返したのではないでしょうか。
※テーブル上で位置を変える程度の移動に限ります。揺れるとオイルがこぼれる可能性があるので、手持ちランタンのように使うのはNGでしょう。
気の利いた付属品たち

さて本製品にはこれらの小物が付属します。何に使うのか、順に見ていきましょう。

まずはヘラのようなコレ。可変式でコンパクトに持ち運ぶことができ、使用時はT字型にします。
で、何に使うのかと言うと……。

消火です。芯を引っ込めてピタッと押さえると、スマートに消火できます。ちなみに息を吹きかけて消火してもいいようです。

そして六角レンチとスパナ。これらは汚れを除去するメンテナンスで役立つでしょう。レンチではゴトクやドアを取り外すことができ、スパナを使えば耐熱ガラスを外すことができます。

最後にジョウゴ。使い方は言わずもがなですが、ドアを開けただけでは窮屈で給油しにくそうですね。
……しかし安心してください。ちゃんと考えられています。
本体上部はガバッと開きます

火力調整ノブの両側にある真鍮のネジ、これらは手でも回せるネジです。くるくると回して外すと……。

ガバッと上部を開けることができるんです。これなら給油口と空との間には何もなく、広々と給油することができますね。
また芯のまわりや、ガラスに付いた汚れも拭き取りやすくなります。
キャンプで実際に使ってみた

それではソロキャンプで実際に使ってみましょう。前の方でも触れましたが、この通り片手に乗るサイズ感。収納ケースを含めても持ち運びの負担は微々たるものでした。
パラフィンオイルを入れて10分待ちます

付属のジョウゴを使ってパラフィンオイルを注ぎます。
「灯油でもイケるでしょ」と思ってしまうキャンパーがいそうですが、本製品は「パラフィンオイル以外のオイルは使用しないでください」と言い切っています。ガラス自慢の製品ゆえに、煤が発生しやすい灯油はNGなのでしょう。

さて給油したら10分ほど待ち、芯にオイルが染み込むのを待ちます。ちなみに初使用時は1時間は待つ必要があるそうです。

10分が経過し、ライターで着火。特に難しいことは何もありませんでしたが、給油時のガバッと開いた状態で着火した方が楽ちんでしょう……ということに着火後、気づきました。
美しくゆらめく炎が!

炎が安定しました。穏やかな炎が、ゆったりと揺らめいています。なるほどこれは美しいですね。
燃焼中の注意点としては、芯を出しすぎると煤が多く発生してしまうので、炎がゴトクを超えないくらいに調節するといいようです。

全面ガラスのおかげで、横からも背面からも炎を鑑賞できます。ソロで使うのはもったいないような……。
夕暮れどきということもあり、素晴らしい雰囲気ギアだと思いました。
ちなみに体が受け止める暖かさは、アイロンストーブほどではありませんでした。アイロンストーブは鉄のボディがアチアチに蓄熱するので、その点は別物と考えるべきでしょう。
熱源として使えそう?

ゴトクにケトルを乗せ、お湯を沸かしてみました。
ついさっき「アイロンストーブほどの暖かさではない」と言いましたが、炎の真上は充分に高温で、500mlの水が15分ほどで沸騰しました。気温の低い冬キャンプでなければ、もっと早く沸騰したと思います。

出来合いのポトフを加熱したところ、ちょっと目を離している間にボコボコと煮立ってしまいました。
ガスバーナーのような瞬発力はないものの、煮たり焼いたりを普通にこなせる火力だと思います。
使用後のケアは?

使用後に余ったオイルは、しっかり抜き取ることが推奨されています。オイル抜きにはシリンジやスポイトを使えばOK。
筆者はダイソーでスポイトを買っておきました。左がペット関連の売り場、右が絵の具や習字関連の売り場で見つけたものです。ペット関連の方、じつに有能でした。

気になるガラスのケアですが、燃焼中に芯を上げすぎなければ煤も少なく、それほど汚れはしません。
またパラフィンオイルによる煤は落ちやすいので、柔らかい布で乾拭きするだけ。「片付けが大変」ということはないと思います。
気になったところは?
本体上部の開放はやさしく……

本体の上部を開ける際には、何か枕を用意してあげる必要があります。このときは薪を使って支えにしました。

可動部には重量に強いストッパーのような機構がなく、無造作に開放してしまうとヒンジに大きな負担がかかるんですね。これはかなりの要注意ポイントです。
ネジの扱いは面倒かも

上部を開ける際には、2本のネジを外さなくてはなりません。そして閉めたらまた2本のネジで固定……これがそこそこ面倒でした。
特にネジを締めるときが鬼門で、不慣れなうちはなかなかネジが噛まず、ストレスに感じられるかもしれません。
しかし真鍮製のネジが好ビジュに貢献しているのは確かなので、ウィークポイントと言い切るのは憚られます。
ロマン溢れる火遊びギア

2年ほど前にアイロンストーブが注目を浴びましたが、本製品はよりアウトドア向けに進化したアイテムと言っていいでしょう。コンパクトサイズになり、炎観賞テイストが高まり、ゴトクも大きく広くなりました。
またアイロンストーブに比較的リーズナブルなモデルが増えたといっても、基本的には高価なものが多数。本製品の価格、税込み25,300円は決して安くないものの、国内ブランド製品としては破格感があります。

揺らめく炎を眺めていたら、とっぷりと日が暮れていた……そんな没入を味わえるマウントスミの「オイルストーブ オーラ ルミ」。火遊び好きのキャンパーはぜひチェックしてみてください。
オイルストーブ オーラ ルミMt.SUMI

✔️こちらの記事もおすすめ
関連記事:復刻した1台3役の火遊び道具「アイロンストーブ」を徹底レビュー!今購入できるおすすめ4選
関連記事:「薪ストーブ目の前すぎ」Mt.SUMIから“難燃加工テント”登場!小さすぎるグリルもあるよ
記事提供元:CAMP HACK
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
