「信頼できないコンテンツ」で収益化停止が続出 “非属人”YouTuberに動揺広がる

イチオシスト
「信頼できないコンテンツ」という理由で、チャンネルの収益化を停止されたと報告するYouTuberが相次いでいます。
収益化停止を報告するYouTuberが相次ぐ
1月7日、あるYouTuberが、チャンネルの収益化を停止されたとXで報告しました。
このYouTuberは「ショート動画副業」で脱サラし、月30万円ほど稼いでいたとのこと。自身のチャンネルを公表していませんが、顔出しなしの非属人(特定の個人に依存しない)のショート動画を投稿していたようです。また、プロフィール欄では「AI」の活用をうたっていますが、収益化が停止されたのは、AIを使っていないチャンネルだったとしています。
Youtubeショート完全終了のお知らせ。
収益化停止されてしまいました・・・本日いろんな方も報告されてますが、大規模なBAN祭りが始まっているようです。この1本のメールで月30万飛びました。… pic.twitter.com/Ymk3uFVk0n
— オコジョ ┃ 低コストYoutubeショート×AIで脱サラ (@okojo_YouTube) January 7, 2026
このYouTuberは「大規模なBAN祭りが始まっているようです」とコメント。実際に「BAN祭り」というほどの規模で収益化停止処分が行われているのかは不明ですが、他のYouTuberからも同様の報告がいくつか上がっています。
共通しているのは、停止の理由として「信頼できないコンテンツ」が挙げられていることです。
停止理由は「信頼できないコンテンツ」
YouTubeの説明によると、「信頼できないコンテンツ」は「教育的価値や新たな価値が付加されておらず、視聴回数を増やすことを目的として大量生産されたコンテンツや繰り返しの多いコンテンツ」とされています。
YouTubeは昨年7月、収益化のポリシーを更新し、「大量生産的で反復的なコンテンツ」を収益化の対象外にすると発表しました。発表当時は詳しい説明がなかったため、SNS上では「AIコンテンツが終了」といった情報が拡散されましたが、その後YouTubeは、AIコンテンツもポリシーに準拠していれば収益化の対象になることを明言しました。
変更は、「大量生産されたコンテンツや繰り返しの多いコンテンツ(視聴者がスパムと見なす可能性が高いコンテンツ)」を収益化の対象外と明示するためのマイナーアップデートだと説明。あわせて、このポリシーの名称を「繰り返しの多いコンテンツ」から「量産型のコンテンツ」に変更するとしていました。
また、「大量生産」されたコンテンツの具体例としては、
・ナレーション付きのストーリーでほぼ同一内容のものを複数アップロードしているチャンネル
・複数のスライドショーにすべて同じナレーションを付けてアップロードしているチャンネル
などが挙げられていました。
今回取り沙汰されている「信頼できないコンテンツ」は、この「量産型のコンテンツ」に該当するようです。
「YouTubeヘルプ」内の収益化ポリシーについての説明ページで、日本語版では「量産型のコンテンツ」とある部分が、英語版では「inauthentic content(真正でないコンテンツ)」と記載されており、これは「信頼できないコンテンツ」とも訳せます。おそらくYouTube内で日本語の用語が統一されていないのだと思われます。
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信頼できないコンテンツ
Xで「信頼できないコンテンツ」や「inauthentic content」で検索すると、収益化停止されたと訴えるYouTuberが複数いることが確認できます。
実際にそれらのチャンネルを見てみると、いずれも「顔出しなし」が共通していますが、投稿ジャンルはバラバで、一見して量産型のコンテンツに該当すると思われるものもあれば、そうではないものもありました。また、AIを一切使用していないチャンネルも含まれていました。
傾向としては、ショート動画を中心のチャンネルが多いほか、静止画(または動きの少ない映像)+音声という構成の動画が多く見られました。
収益化停止の時期については、ここ数日が多いようですが、昨年12月から報告が増加していたようです。
通常、収益化停止された場合には再審査請求することができますが、信頼できないコンテンツとされたYouTuberからは、再審査請求のボタンが表示されないという報告もあります。
Xでは、処分を受けたYouTuberから悲鳴が上がっていますが、最近YouTubeで低品質な動画が蔓延しているとされていることもあってか、Xのユーザーからは収益化停止の措置を歓迎する声も寄せられています。(参考:「YouTubeショート」の5本に1本は「AIスロップ」–低品質動画の消費が世界で急増)
記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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