【読解クイズ】文章に入る言葉は何?(Vol.42)
イチオシスト

【問題】
次の文章を読んで、文中の( 1 )に入る最も適切な言葉を選びなさい。
冬の果物といえば、やっぱりミカンです。こたつに入ってミカンを食べるのは、日本の冬の風物詩ですね。ミカンにはビタミンCが豊富に含まれており、風邪予防にも効果的です。( 1 )、ミカンの皮や白い筋にも素晴らしい栄養があることをご存知でしょうか。白い筋には、血管を強くする働きがある「ヘスペリジン」という成分が多く含まれています。また、皮を乾燥させたものは「陳皮(ちんぴ)」と呼ばれ、漢方薬としても使われるほどです。私はそれを知ってから、白い筋はなるべく取らずにそのまま食べるようにしています。捨ててしまいがちな部分にこそ、体が必要とする栄養が詰まっているのかもしれませんね。
問:( 1 )に当てはまる接続詞を選びなさい。
A. つまり
B. 実は
C. だから
D. たとえば
★ ヒント
ヒント1:前では、ミカンの実(果肉)の栄養について一般的に知られていることを述べています。
ヒント2:後では、皮や白い筋にも栄養があるという「意外な事実(知られていない情報)」を紹介しています。読み手に新しい知識や驚きを提供する言葉が入ります。
【解説】

正解:B. 実は
【解説】
( 1 )の前の文章では、ミカンの果肉のビタミンCという一般的な知識を述べています。一方、( 1 )の後の文章では、白い筋や皮の栄養価という、あまり知られていない専門的な事実を提示しています。表向きの事実に加えて、隠された重要な事実を打ち明ける際に使われる「実は」が最も適切です。他の選択肢は以下の理由で不適切です。・A(つまり):要約する場合に使います。・C(だから):順当な結果を導く場合に使います。・D(たとえば):具体例を挙げる場合に使います。
いかがでしたか?身近な食べ物の意外な効能を知ると得した気分になりますね。新しい知識を既存の知識と結びつけることは、記憶の定着を助けます。
さらにもう一問!
記事提供元:脳トレ日和
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