石川遼が再び渡米へ 苦労人の悲願、日本勢2人の奮闘も【海外男子10大ニュース・中編】
イチオシスト
今季も数多くの話題が生まれたゴルフ界。その中から、編集部が各ツアーの10大ニュースをピックアップしてシーズンを振り返る。今回は『海外男子・中編』。
■石川遼、来季の米下部ツアー参戦へ
石川遼が再び海を渡る。12月まで行われたQスクール最終予選会を34位タイで終え、PGAツアーカード獲得は逃したものの、米下部コーン・フェリーツアーの出場権を手にした。
「PGAツアーを目指して切磋琢磨している世界で、自分がどれだけやれるのか。上に行きたいという気持ちしかありません」。再挑戦への覚悟を口にした。
13年から5年間米ツアーに参戦し、18年に国内復帰。その経験を経て、「中途半端では通用しない」と覚悟を新たにする。2026年、日本のスーパースターは再び海外からの吉報を狙う。
■フリートウッドが悲願初Vで年間王者に
“無冠の帝王”がついに頂点に立った。トミー・フリートウッド(イングランド)が米ツアー最終戦「ツアー選手権」で初優勝を挙げ、年間王者の称号を獲得した。
欧州ツアー7勝、17年の欧州年間王者という実績を持ちながら、米ツアーでは未勝利だった。今大会前までのトップ10入り通算44回は、未勝利選手の中で最多。不名誉な記録を背負っていたが、ついにその呪縛を解いた。
「本当に素晴らしい一日だった」。34歳はこの勝利を通過点と位置づけ、「これから続く多くの勝利の最初の一つであってほしい」と、さらなる高みを見据えた。
■平田憲聖と中島啓太がPGAツアーカード獲得
来季から2人の若武者が米ツアーに挑む。25歳の平田憲聖と中島啓太が、それぞれの海外ツアーで結果を残し、PGAツアーカードを獲得した。
平田はコーン・フェリーツアーでトップ10入り5度を記録し、ポイントランキング15位で昇格。
中島はDPワールドツアーで2位を3度マーク。有資格者を除くランキング上位10人に入り、来季の米ツアー出場権をつかんだ。
<ゴルフ情報ALBA Net>
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