【読解クイズ】文章に入る言葉は何?(Vol.40)
イチオシスト

【問題】
次の文章を読んで、文中の( 1 )に入る最も適切な言葉を選びなさい。
最近、スマートフォンのカメラ機能が進化し、誰でも簡単に綺麗な写真が撮れるようになりました。私も散歩中に見つけた花や、孫の笑顔を頻繁に撮影しています。( 1 )、撮っただけで満足してしまい、見返すことが少ないのが悩みでした。そこで、年末に一年分の「ベストショット」を選んで、フォトブックを作ることにしました。数千枚の中から数十枚を選ぶのは大変でしたが、その過程で「あんなこともあったな」「この時は楽しかったな」と、一年を振り返る良い機会になりました。完成したフォトブックは、世界に一冊だけの宝物です。データとして保存しておくだけでなく、こうして形に残すことで、思い出はより鮮やかになるのだと思います。
問:( 1 )に当てはまる接続詞を選びなさい。
A. だから
B. つまり
C. なぜなら
D. ところが
★ ヒント
ヒント1:前では、スマホで頻繁に写真を撮るという「現状(行動)」が述べられています。
ヒント2:後では、撮りっぱなしで見返さないという「悩み(問題点)」が述べられています。行動の後に続く、少しネガティブな状況や問題提起をつなぐ言葉が入ります。
【解説】

正解:D. ところが
【解説】
( 1 )の前の文章では、写真をたくさん撮っているというポジティブな行動を述べています。一方、( 1 )の後の文章では、撮るだけで見返さないというネガティブな現状(悩み)を述べています。前の文脈から予想される「写真を楽しんでいる」という流れを一転させ、問題点を提示する際に使われる「ところが」(または「しかし」)が最も適切です。他の選択肢は以下の理由で不適切です。・A(だから):順当な結果を導く場合に使います。・B(つまり):要約する場合に使います。・C(なぜなら):理由を説明する場合に使います。
いかがでしたか?写真は撮るだけでなく、見返す時間も楽しいものですね。文脈の転換点を正しく捉えることは、筆者の主張や問題意識を理解するために重要です。
さらにもう一問!
記事提供元:脳トレ日和
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