【読解クイズ】文章に入る言葉は何?(Vol.35)
イチオシスト

【問題】
次の文章を読んで、文中の( 1 )に入る最も適切な言葉を選びなさい。
日本には「八百万(やおよろず)の神」という言葉があります。これは、山や川、木や石など、自然界のあらゆるものに神様が宿っているという考え方です。( 1 )、お米一粒にも神様がいると言われ、食事を残さず大切に食べる習慣が根付いています。また、使い古した道具にも魂が宿ると考え、「針供養」や「筆供養」のように、感謝を込めて供養する行事も行われています。このように、日本人は古くから万物に敬意を払い、大切にする心を持っていました。大量生産・大量消費の現代において、この「ものを大切にする心」は、私たちが忘れてはならない大切な精神なのかもしれません。物が溢れる時代だからこそ、一つ一つのものと丁寧に向き合う暮らしを心がけたいものです。
問:( 1 )に当てはまる接続詞を選びなさい。
A. そこで
B. たとえば
C. しかし
D. なぜなら
★ ヒント
ヒント1:前では、「自然界のあらゆるものに神様が宿る」という「八百万の神」の概念を説明しています。
ヒント2:後では、「お米一粒にも神様がいる」という、その概念の「具体的な例」を挙げています。抽象的な話を具体的な事例で説明する言葉が入ります。
【解説】

正解:B. たとえば
【解説】
( 1 )の前の文章では、万物に神が宿るという一般的な考え方を述べています。一方、( 1 )の後の文章では、その具体的な現れとして「お米一粒」の例を挙げています。前の内容を具体例で補足・説明する際に使われる接続詞「たとえば」が最も適切です。他の選択肢は以下の理由で不適切です。・A(そこで):行動に移る場合に使います。・C(しかし):逆説を示すため不適切です。・D(なぜなら):理由を説明する場合に使います。
いかがでしたか?日本人の美しい精神性についての文章でした。抽象的な概念と具体的な事例を結びつけて理解することは、思考力を深める良いトレーニングになります。
さらにもう一問!
記事提供元:脳トレ日和
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