“最後のラウンド”を共にした一人 浅地洋佑も尾崎将司氏を追悼「思い出になりました」
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イチオシスト
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イチオシ編集部 旬ニュース担当
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プロ通算113勝を誇る男子プロゴルファー・尾崎将司(本名・尾崎正司)氏の訃報を受け、同4勝の浅地洋佑も追悼コメントを寄せた。
24日、尾崎氏の訃報が報じられると、その知らせはゴルフ界にとどまらず、日本中に大きな衝撃をもたらした。この日、筆者は浅地と取材で顔を合わせる機会があり、尾崎氏との思い出について話を聞いた。
浅地が振り返ったのは、2019年の「ダンロップフェニックストーナメント」の初日だった。尾崎氏、藤田寛之、そして当時26歳だった浅地の3人が同組でラウンドした一日だった。
尾崎氏は後半3番終了後に棄権したため、この日がレギュラーツアー最後のプレーとなった。その場面に立ち会うことになった浅地は、「思い出になりました」と振り返る。
尾崎氏の全盛期と直接交わることはなかったものの、60歳を超えてなおレギュラーツアーの舞台で戦い続ける姿は、浅地の目にも強烈に焼き付いている。「オーラが尋常じゃない」。誰もが思い描く“ジャンボ像”を語ってくれた。
長身でがっしりとした体格、そして独特の威圧感を放つ佇まいは、近寄りがたい印象を与えることもあったかもしれない。それでも選手たちは口をそろえて、その人柄の温かさを語る。浅地も「一緒にラウンドすると優しい。色々教えてくれたり、本当にいい人だった」と明かした。
突然の訃報に、日本男子ゴルフ界は深い悲しみに包まれている。多くの選手が、それぞれの記憶の中にある“ジャンボ”の姿を思い浮かべながら、静かに別れを受け止めている。(文・齊藤啓介)
<ゴルフ情報ALBA Net>
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