日本女子アマV→プロテスト合格の中澤瑠来は『変』 「一年いろんなことがあって、人生も変わった」【ルーキーの“今年の漢字”】
イチオシスト
プロテストに合格した選手が合格年度No.1の座をかけて争った「JLPGA新人戦 加賀電子カップ」で、これからプロ生活が始まる98期生の選手たちに“今年の漢字”を書いてもらった。今回は中澤瑠来をご紹介!
埼玉県出身で2003年5月29日生まれの22歳。高校時代は埼玉栄高で腕を磨き、今年の「日本女子アマ」を制した実力者だ。“日本一”のビッグタイトルに加え、国内女子ツアーでは「ニトリレディス」で予選を首位に1打差の4位タイで通過(最終結果50位タイ)。さらに「ゴルフ5レディス」では自己最高の9位タイに入るなど、存在感を示してきた。
そして自身5度目の挑戦で、ついに悲願のプロ入りを果たした。来季の出場権をかけて臨んだQT(予選会)はファーストで敗退となり、来年は下部のステップ・アップ・ツアーが主戦場になる。
そんな中澤がサインボードに書いた漢字は『変』。「変化の“変”です。一年いろんなことがあって、人生も変わったし、アマチュアの一番を取ったのも自分のなかでは、一番の変化だった。いろんなことが変わりました」と、理由を話す。
プロになってからの変化は「まだないですね…」としながらも、「もっと気持ちを入れ替えていかないといけないなって思っています」と、ここから意識改革に踏み出そうとしている。目指す理想のプロ像は、「上手いゴルフはもちろんなんですけど、強いゴルファーになりたい。オーラとかも含めて」と話す。「練習して出るものではなくて、経験で出るものだと思う」と感じ、これからの試合経験を通じて精神面や技術面を磨き、「長く戦える」プロを目指す。
プロ1年目となる来季へ向け、「プロとしての自覚を持って、試合に出させてもらえることに感謝しながら、一生懸命頑張りたいです」と意気込みを口にする。チャームポイントの笑顔を輝かせながら、狙うはルーキーVだ。(文・高木彩音)
■横山珠々奈(栃木県出身・2003年9月16日生まれ、22歳)
―今年を表す漢字は『進』
「今年の前半はドライバーの調子が悪かったんですけど、克服できて前に進めました。プロテストに合格して、これからプロの世界で“前に進んでいくぞ”、という意味で『進む』にしました。(今年は)自分のなかで成績は出せなかったな、と思うんですけど、結果的にプロテストに合格して次のステップに行ける。自信になったと思うし、すごくいい一年間だったなと思います」
■鳴川愛里(岡山県出身・1998年11月1日生まれ、27歳)
―今年を表す漢字は『頑』
「『頑張った』という意味もあるんですけど、この一年はギリギリのラインで『頑固』にやってきたので、その『頑』です。ギリギリのなかで、プロテスト合格ができて“運がいい”というのもあるんですけど、日本女子OPにも出ることができて、飛躍した年でもあるので来年も頑張りたい。QTが45位で、レギュラーツアーに数試合出られると思うので、そこでしっかりリランキングに入って、シードを取れるように頑張りたいです」
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