年間女王を争った佐久間朱莉・神谷そらはどちらも“軟鉄鍛造”派! 相棒のお気に入りは同じ”打感”
イチオシスト
スコアメイクを左右するセカンドショット。その精度を支えているのが、女子プロたちがこだわって使用するアイアンだ。今回は、メルセデス・ランキング1・2位に立つ佐久間朱莉と神谷そらが使用するモデルをレポートする。
【佐久間朱莉】
6I~PW:ピン『BLUEPRINT S』(N.S.PROプロト S)
佐久間が6I~PWで使用しているのは、ピンの『BLUEPRINT S』アイアン。シャフトは『N.S.PROプロト S』を挿している。軟鉄鍛造ならではの心地よい打感に加え、高い寛容性と優れた操作性を兼ね備えたモデルだ。
「ヘッドがコンパクトで、球離れが速過ぎず、打感が柔らかい点が気に入っています。あまりボテッとした顔が好きではないので、小ぶりな形状は構えたときにスッとこのモデルに替えられた感覚がありました。シャフトはそれまで『N.S.PRO 850GH S』を使っていましたが、振り遅れる感覚があったんです。自分が振れるようになってきたので、しなりが手元寄りの『N.S.PROプロト S』に替えたことで、右へのミスが減りました」(佐久間)
また、『BLUEPRINT S』はソール幅が狭く、スピンが入るので、タテ距離が合いやすい。打感も柔らかいため、ラインも出しやすいメリットがある。
【神谷そら】
6I~PW:キャロウェイ 『X FORGED』(DG105 S200)
神谷が6I~PWで使用するのは、キャロウェイの『X FORGED』アイアン。シャフトは『DG105 S200』を挿している。完全な1ピース構造の軟鉄鍛造モデルで、オフセットを抑えたコンパクトな顔が、ツアープロから高い支持を集めている。
「組んでもらって2~3ラウンドしただけで、このままでいいかなと思いました。調整も必要なく、構えた顔が良くて、打感もほどよく手に残る感覚。私が一番欲しい感覚ですね。距離もしっかり出ますし、風が強い日に球の高さを抑えたいときでも、イメージ通りに操作できます。球の高さを変えたいときに、簡単に変えられるところも気に入っています」
キャロウェイのツアーレップは「彼女は上からしっかりヘッドを入れられるタイプで、ミート率も高い。アイアンはヘッドが大きくないモデルが合っています。このモデルは、特に抜けの良さを評価しているようです。リーディングエッジ側を削っているため、ヘッドがつっかからずに抜けてくれるんです」と説明する。
メルセデス・ランキング1・2位に立つ2人が使用するアイアンからは、ショット精度の高さを支えるこだわりが垣間見える。
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