唯一の贅沢は週1回の炭酸飲料、年収380万円の40歳男性に押し寄せる物価高の波
イチオシスト
回答者のプロフィール

ママテナ編集部マネーチームは2025年12月、インターネット上で「節約術エピソード」についてのアンケートを実施しました。今回、エピソードを紹介する40歳男性はそのアンケートの回答者。プロフィールは以下の通りです。
回答者本人:40歳男性
同居家族:なし
回答者の職業:正社員
現在の年収:380万円
住居形態:マンション(賃貸)
居住地:神奈川県
現在の資産:貯蓄548万円
今の貯蓄は548万円、節約の秘訣は「外出先で飲み物は買わない」こと
正社員として働きながら、神奈川県の賃貸マンションで一人暮らしをする40歳男性。現在の年収は380万円ほどです。40代前半の男性の平均年収は約630万円(※国税庁「令和6年分 民間給与実態統計調査」による)で、その年収はやや低めですが、節約の結果、548万円の貯蓄があると言います。
男性の節約の秘訣は「とにかく外出先で飲み物は買わない」ことだそうです。「自動販売機やコンビニなどで飲み物を買うとすぐに千円など超えてしまうことが今まで多々あった」と言います。

節約生活を始めてからは「仕事中などは自分が家から持参してきた水筒を利用する」ように。知人には「そんなことして、毎日ストレスたまらない?」と驚かれたようですが「最初はちょっと気持ち的に大変でしたがすぐに慣れましたね」。
長続きのコツは、水筒の中身を毎日変えること。「お茶や麦茶、水、紅茶、コーヒーなど結構安価で作れるものがたくさんあるのでそれを利用することをお勧めします」と教えてくれました。
きっかけはコロナ禍、塞ぎ込む気持ちを節約で打開
若いころはお金の管理について、それほど真剣に考えていなかったという男性。「いらないものを大量に買ってしまったり無駄遣いが本当に多かったように今となっては思いますね」。

そんな男性が節約生活に踏み出したのは、2020年のコロナ禍がきっかけでした。「仕事が制限されたことで経済的な不安がよぎり精神的にもすごく塞ぎ込んでしまいました。その気持ちをなんとか打開しようと節約にのめり込み行動に移しました」と振り返ります。
当時の目標金額は50万円ほどをためること。そこから5年以上が経過した今も、男性の地道な節約生活は続いています。
楽しみは週1回の炭酸飲料の購入、節約を続けるも物価高で「食費が倍近く」に……
現在の生活について、男性は「昔から炭酸飲料が好きなのですがそれを全く飲めないと言うのはかなり辛い」と本音をのぞかせつつも「1週間に一回だけスーパーで炭酸飲料を買うことが唯一の贅沢」とも。
「この炭酸がとにかく美味しくて自分の気持ちをより節約の方向へと突き動かせてくれるモチベーションにもつながります」。

うまくモチベーションを維持しながら、節約を続ける男性。それでも、最近の物価高にはかなり打撃を受けています。「(物価高が)どのくらい酷い状態になるのかめちゃくちゃ不安」を感じているそう。「数年前に比べて食費が倍近くになってしまっているので本当に大変です」と実情を明かします。
加えて「物価高の値上がりが早く落ち着いてくれることを強く願うばかりです。米の値段も一向に下がる兆しが見えないのでその点も悩みが尽きない」と切実な思いを教えてくれました。
(文:ママテナ編集部マネーチーム)
※この記事は、ママテナ編集部マネーチームが2025年12月、「節約術エピソード」をテーマに実施したアンケート(インターネット回答)に寄せられたエピソードを元に作成しています。
※写真はイメージで本文とは関係ありません。
記事提供元:ママの知りたいが集まるアンテナ「ママテナ」
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
