アジアンドキュメンタリーズ、2025年の配信映画ベスト20 1位「ガザ 自由への闘い」、分断描く作品が上位
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イチオシスト
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イチオシ編集部 旬ニュース担当
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ドキュメンタリー映画専門の動画配信サービスを運営するアジアンドキュメンタリーズ(東京)はこのほど、2025年の配信作品から視聴率上位20作を発表した。
1位はパレスチナ・ガザ地区で、自由を求めてあらがい続ける市民の行動を追った「ガザ 自由への闘い」で2年連続。2位の「分断された台湾」は、民主主義の危機と、それに対する世代間の意識の違いという「分断」を描いた作品。3位は環境の危機的状況をとらえた「50℃で生きる」。同社は「これらの作品がトップ3を占めているという事実は、視聴者が世界規模の危機や社会的な分断、そして人間の尊厳といったテーマに強い関心を寄せている証左といえる」と分析している。
同社は、アジアの市場や屋台の熱気、匂い、騒音、必死に働く人々の息づかいまで感じられる映像が特徴だという「路地裏キッチン」シリーズが3作ランクインしたことにも注目している。また、多くが25年に配信を開始した作品の中、1位の「ガザ 自由への闘い」のほか2作品が24年よりも前から配信しているという。2作品は、結婚の意味を再考させる「結婚しない、できない私」と、生きるために電気を盗む民衆と電力会社との攻防を描いた「街角の盗電師」。同社は、「両作に共通するのは、社会の常識や矛盾と戦いながら必死で生きる人たちの葛藤。国は違っても、抱えている問題は私たちと共通するものがあるのではないか」と説明している。
記事提供元:オーヴォ(OvO)
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