【読解クイズ】文章に入る言葉は何?(Vol.14)
イチオシスト

【問題】
次の文章を読んで、文中の( 1 )に入る最も適切な言葉を選びなさい。
最近はキャッシュレス決済が主流となり、私はほとんど現金を持ち歩かなくなりました。スマホ一つで買い物ができるのはとても便利です。( 1 )、先日、近所のバス停でバスに乗ろうとした時、大変困った事態になりました。乗り込んだバスが、なぜか現金しか使えない古い車両だったのです。慌てて財布の中を探しましたが、小銭は一枚も入っていません。運転手さんに事情を説明すると、後続のバスを待つか、近くのコンビニで両替してくるよう言われてしまいました。結局、次のバスを待つことになりましたが、この一件で「便利さの裏にはリスクもある」ということを痛感しました。たまには、現金を少し持っておくことも大切ですね。
問:( 1 )に当てはまる接続詞を選びなさい。
A. そこで
B. しかし
C. あるいは
D. そのため
★ ヒント
ヒント1:前では、キャッシュレス決済の「便利さ」を享受している状況が述べられています。
ヒント2:後では、それが原因で「古いバスに乗れない」という「困った事態(不便さ)」に遭遇した話が述べられています。前の内容(便利)とは裏腹の、予期せぬトラブルを導入する言葉が入ります。
【解説】

正解:B. しかし
【解説】
( 1 )の前の文章では、キャッシュレス決済が「とても便利だ」という利点を述べています。一方、( 1 )の後の文章では、その便利さに頼りすぎたことで起きた「不便な出来事」が続いています。前の内容に逆行したり、予期せぬ問題点を提示したりする逆説の接続詞「しかし」が最も適切です。他の選択肢は以下の理由で不適切です。・A(そこで):前の状況を受けて行動を起こす場合に使います。・C(あるいは):選択肢を提示する場合に使います。・D(そのため):因果関係を示す場合に使います。
いかがでしたか?時代の変化に合わせた生活も大切ですが、昔ながらの対応力も維持したいですね。文章の展開を正確に予測することは、日常生活のトラブル対応にも役立ちます。
記事提供元:脳トレ日和
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
