【読解クイズ】文章に入る言葉は何?(Vol.13)
イチオシスト

【問題】
次の文章を読んで、文中の( 1 )に入る最も適切な言葉を選びなさい。
先日、押し入れの奥を整理していたら、古い木箱が出てきました。埃を払って開けてみると、中には古びた小さなオルゴールが入っていました。それは、私が子供の頃、父が手作りしてくれたものでした。ネジを巻くと、かすれた音ですが、懐かしいメロディが流れ出しました。その音を聞いた瞬間、昔の記憶が鮮やかに蘇りました。父と手を繋いで遊園地に行ったこと、誕生日に新しい自転車を買ってもらったことなど、楽しかった日々の思い出です。( 1 )、オルゴールのメロディは、父からの愛情という目に見えない贈り物だったのだと、今になって気がつきました。私はオルゴールをそっと木箱に戻し、また大切に押し入れの奥にしまいました。
問:( 1 )に当てはまる接続詞を選びなさい。
A. つまり
B. すると
C. なぜなら
D. ところで
★ ヒント
ヒント1:前では、オルゴールを聞いて楽しかった思い出が次々と蘇ったという状況が描かれています。
ヒント2:後では、それらの記憶や体験を総合し、「オルゴール=父の愛情」という結論(まとめ)を導き出しています。
【解説】

正解:A. つまり
【解説】
( 1 )の前の文章では、オルゴールがきっかけで思い出した様々な記憶や、それを作ってくれた父のことが語られています。一方、( 1 )の後の文章では、それらの記憶や事実をまとめて「オルゴールは愛情の贈り物だった」という筆者の最終的な解釈(結論)を述べています。前の内容を受けて、それを要約したり結論づけたりする際に使われる接続詞「つまり」が最も適切です。他の選択肢は以下の理由で不適切です。・B(すると):直後の動作や結果を示す場合に使います。・C(なぜなら):理由を説明する場合に使います。・D(ところで):話題を転換する場合に使います。
いかがでしたか?古いものには、たくさんの思い出と深い意味が詰まっているものですね。文章を読んでその奥にある「意味」を理解することは、読解力の基礎訓練になります。
記事提供元:脳トレ日和
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