トロント国際映画祭で受賞。〈デュオ安楽死〉を決めた老夫婦と子どもたちを描く「両親が決めたこと」
イチオシスト
欧州で急増する〈デュオ安楽死〉を題材に家族の姿を描き、2024年トロント国際映画祭プラットフォーム部門で作品賞に輝いた「両親が決めたこと」が、2月6日(金)よりシネマート新宿ほか全国で順次公開される。ポスタービジュアルと特報映像が到着した。

バルセロナで舞台女優として活躍してきた80歳のクラウディアは末期癌を患い、安楽死を選択する。すると夫のフラビオも、今も愛してやまない妻と同時に安楽死することを決断。それを3人の子に打ち明けると反対され、母が操作したのだと勘ぐった長女とは喧嘩してしまう。それでもフラビオの意志は固く、“出発”の時が近づく──。
クラウディアを演じるのは名優アンヘラ・モリーナ。一部でミュージカル調になる独特のタッチも印象的だ。大きな問題を前にした一家の心模様を見つめたい。
「両親が決めたこと」
監督:カルロス・マルセット 脚本:カルロス・マルセット、クララ・ロケ、コーラル・クルス 撮影:ガブリエル・サンドル 編集:キアラ・ダイネーゼ 音楽:マリア・アルナル
出演:アンヘラ・モリーナ、アルフレード・カストロ、モニカ・アルミラル・バテット、パトリシア・バルガロ、アルバン・プラド
2024年/スペイン、イタリア、スイス/英語、スペイン語/106分/16:9
原題:Polvo serán 英題:THEY WILL BE DUST
配給・宣伝:百道浜ピクチャーズ
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公式サイト:https://www.m-pictures.net/futarigakimeta/
記事提供元:キネマ旬報WEB
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