YouTuberたっくー、イベント出演を取りやめ 運営メンバーから「殺すぞ」と書き込まれ

イチオシスト
YouTuberの「たっくー」(登録者数302万人)が9日にチャンネルを更新。12月12日に予定されていたイベント『爆裂都市伝説』の夜のサーキットイベントへの出演を取りやめると発表しました。イベント運営に関わる人物からX上で「電話でろよ殺すぞ」といった発言を受け、出演を見合わせる判断をしたと説明しています。
氣志團らが出演の「音楽」と「都市伝説」の融合イベント
『爆裂都市伝説』は「都市伝説」と「音楽」が融合したイベントで、音楽パートの出演者には「氣志團」(同10万人)や「GLAY」(同54万人)のHISASHI、「漢 a.k.a. GAMI」(同31万人)など有名アーティストが名を連ねており、たっくーは都市伝説のほうのプレゼンターとして出演予定でした。
しかし11月末に公開した動画でたっくーは、同イベントの昼の部について辞退すると報告しました。フライヤーに事前確認なしで「たっくーPresents」と記載されたことでたっくーがイベント自体の主催者のように誤解されたことや、昼公演の会場だったZepp Shinjukuがイベント会社と会場側の「コミュニケーション不足」により使用不可となり、別会場へ変更されたことなどから、イベント会社への不信感が高まったと説明していました。
たっくーは自身が担当したのは都市伝説パートのキャスティングのみで、運営や制作には関わっていないとしたうえで、こうした一連の対応を受け、都市伝説パートの出演者全員が昼の部を辞退することになったと報告。ただし、すでにチケット販売が行われていたため、当初は夜のアフターパーティについては出演する方針を示していました。
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運営メンバーにSNSで「殺すぞ」と書き込まれる
12月9日に公開した動画で、たっくーはその夜のサーキットイベントへの出演も見合わせることになったと報告しました。
その理由としてたっくーは、イベントの運営に関わっていた成田大致から、「おいお前電話出ろや殺すぞ」と書き込まれたことを理由に挙げました。この投稿には、たっくーと、都市伝説系YouTuber「コヤッキー」(同156万人)がメンションされており、実際のスクリーンショットも画面に映されました。
この投稿の当時、たっくーのもとには電話が何度もかかってきていたものの、深夜1時過ぎだったため寝ていたのだとか。その後、この投稿は削除され、該当アカウントは鍵付きになっていたそうです。共演予定だったコヤッキー側スタッフがスクリーンショットを保存しており、それを通じて事態を把握したと経緯を語りました。
たっくーは「イベントの運営から『殺すぞ』って言われたんですよ。そんな人のイベントに出れますか?」と問いかけるとともに、この問題発言について、弁護士および警察に相談し、対応を進めている最中だとしました。

運営側への不信感をあらわに
たっくーは、発信をおこなった人物が、イベントの企画運営に関与していた成田大致だと言及。運営から出演者側には「イベント企画キャスティングに関与していた成田大致を運営から外すことを決定しました」「今後イベント運営・調整業務には一切関与しません」といった説明があったことを明かしました。
運営は、問題となった発言については「イベント運営としての発言ではなく、あくまでも本人個人によるもの」と綴られていたとのこと。この説明にたっくーは、深くため息をつくと、そもそもそういった人物が運営にいた事実自体が問題であると指摘。主催者側が、会場の変更問題の際にもイベンターのせいにするなどしていたといい、「保身がすごい」と不信感をあらわにしました。
たっくーは自身だけでなく、自分が声をかけた都市伝説パートの出演者全員が12月12日の夜のイベント出演を見合わせる判断をしたと説明。自分だけが降りた場合、別の出演者が同様のターゲットになる可能性も否定できないとして、安全面への懸念も出演を断念した理由に挙げています。また、運営側からは、問題となった人物を外したうえで、ボディーガードをつけて出演する案も打診されたといいますが、イベント中の安全が担保できないことや、怪談イベントとして不自然な状況になることから、受け入れられないとしました。
チケット対応について、たっくーは制作サイドと協議を行ったと説明し、夜のサーキットイベントのチケットに関しては、後日公式Xで返金に関する案内を行うと聞いていると述べました。
昼の部の出演取りやめの際にも払い戻しをすることになっていましたが、たっくーによると、受付は12月6日〜7日までというごく短期間で、しかも発表されたのは12月6日だったとのこと。たっくーはこの対応に「うそだろ?と思いました」と驚きを見せつつ、今回の返金対応は確実に行うよう、運営側に強く求めました。
動画の終盤でたっくーは、「12月12日は、何もなかったことになります」と述べると、「なんやったんこの3〜4カ月間…」と数カ月にわたる準備が白紙になった現状を苦笑いしながら報告。その一方で、今回の件について視聴者から運営や関係者への過度な誹謗中傷や、同様の殺害予告などはしないでほしいと呼びかけました。今後は、この問題について警察や弁護士と相談しながら対応を進めていくとしつつ、「こういう動画は正直上げたくないですね」として、翌日以降は通常の動画投稿に戻す意向を示しています。
コヤッキーも動画で説明
成田大致の問題のポストの中で、たっくーと共にメンションされていたコヤッキーも同日にYouTube動画を投稿。コヤッキーの会社からは「みょん」と「のすけ海鮮丼」が同イベントに出演する予定でしたが、今回の一件を受け、2人とも出演を辞退すると報告しています。
成田が問題のポストをおこなった後、コヤッキーは成田大致本人への連絡も試みたものの電話には出なかったとのこと。周囲の関係者からも連絡が取りづらい、会話が続かないといった説明を受けたと説明しました。
コヤッキーは、成田大致が自身のスタジオの場所なども知っていることから身の危険を感じ、すぐに警察へ相談したと報告しました。警察からは「殺害予告に該当する」との認識が示されたとし、あわせて弁護士とも協議した結果、「殺すぞと書き込んだ運営関係者がいるイベントに所属メンバーを送り出すことはできない」と判断したとしています。
またコヤッキーは、主催者側からはイベント自体は中止せず開催すると聞いていると伝えています。
記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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