大炎上で37万人登録者を減らしたコムドット、2年半ぶりに元の数値を回復

イチオシスト
12月8日、「コムドット」のYouTubeチャンネル登録者数が416万人に到達。2023年6月の大炎上前の登録者数を回復しました。
登録者を37万人減らした大炎上
コムドットは2023年6月、「平成フラミンゴ」(登録者数370万人)とのトラブルをめぐり、リーダーのやまとがX(当時のツイッター)に投稿した“警告文”をきっかけに大炎上しました。炎上直前に416万人いたチャンネル登録者は、投稿から約2週間で10万人減少。その後も減少傾向が続き、2024年4月には379万人と、ピークから37万人も減る事態となりました。これはユーチュラが集計する「歴代登録減少ランキング」で8位(当時)に入る規模の落ち込みでした。
もともとコムドットは、2021年の「YouTuber31人飲み会」騒動や、同年の深夜コンビニ駐車場での騒音トラブルなど、過去にも炎上を経験していましたが、登録者は数万人単位で減少しても1週間から1カ月程度で回復していました。これに対し、平成フラミンゴとのトラブル後は、1年以上にわたって減少が続き、再生回数も落ち込んでいました。
しかし、2024年6月から登録者は再び上昇に転ると、同年末時点では383万人まで回復しました。年明け1月、コムドットは「10月1日までにチャンネル登録者400万人再達成」を掲げましたが、この目標は早くも4月に達成。当時やまとは生配信で涙を流してファンに感謝を伝えていました。
その後も登録者は増加基調を維持し、12月8日には炎上前と同じ416万人に到達しました。回復までにかかった期間はおよそ2年半となります。

登録者を回復するのは異例
炎上で登録者を大幅に減らしたチャンネルが元の登録者数を回復するのは非常に珍しく、トップYouTuberだと、2017年に“VALU騒動”で50万人(269→219万人)減らした「ヒカル」(登録者数481万人)が1年かけて回復した例ぐらいしかありません。
2023年2月、テオくんの交際発表をきっかけに減少が始まった「スカイピース」(登録者数438万人)は、2年10カ月にわたって減少が続いており、合計で44万人も減っていますが、回復の兆しはありません。
2020年10月にイベントチケットの売れ行きをめぐる発言で大炎上した「水溜りボンド」(登録者数407万人)は、2年近くにわたって38万人減少。底は打ったものの、炎上から5年以上経っても元の数字には戻っていません。
こうした例と比べると、コムドットの登録者回復はかなりの異例と言えます。
ただし、再生数のほうを見てみると、まだ回復しているとは言えない状況のようです。
ユーチュラ調べだと、2025年11月のコムドットの月間総再生数は約4300万回でした。2024年11月の約4600万回、2023年11月の約4200万回で、ほとんど変わっていません。炎上後の推移をグラフで見ても、今年4月に1億再生を達成してはいるものの、全体的に見ると横ばいといった印象です。
とはいえ、2年半前ぶりに“再スタートライン”に立ったとも言えるコムドット。やまとがここからどのような企画を打ち出していくのか。コムドットの今後の歩みが、改めて注目されることになりそうです。

記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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