スマホが便利すぎる?カーナビ離れが止まらない…主役は“スマホナビ時代”へ
イチオシスト
初めて訪れる土地などで、車を運転する際に欠かせないカーナビ。しかし今、スマホの普及や進化に伴い、カーナビを使わずスマホナビを利用する“カーナビ離れ”が進んでいるようだ。そこで今回、あとづけ屋とプラスト株式会社は、全国の20~59歳の男女1,000名を対象に「運転に関する実態調査」を共同で実施。運転経験や頻度、利用用途、カーナビ利用状況、ルート検索方法などを紹介する。

運転の用途は「買い物・日常の移動」が7割弱

今回の調査結果から、運転経験の有無を尋ねたところ、72%が「経験アリ」と回答。多くの人に運転経験があることが分かったうえで、最後に運転したのがいつかについても尋ねたところ、「1週間以内」という回答が61.3%で最も多いことが明らかになった。一方で、「1年以上前」という回答も23.5%あり、運転する人とそうでない人の間に極端な差があることが分かる。

実際、主にどんな用途で運転しているかについても尋ねたところ、「買い物・日常の移動」という回答が68.2%で最も多いことが明らかになった。次いで「通勤・通学」が34.2%、「レジャー・旅行」が32.4%、「家族や友人の送迎」「仕事」も後に続く結果に。傾向として、男性は仕事や通勤・レジャー目的が多く、女性は買い物や送迎で運転するケースが目立った。
今や3人に1人はもうカーナビを使っていない?

今回の調査結果から、カーナビの利用経験を見てみると、「経験アリ」と回答した人は半数を超える66.5%となった。やはり、目的地までのルート確認で必要不可欠な存在として広く普及してきたことがうかがえる。一方、「以前は使っていたが今は使っていない」という人は11.1%、「使ったことがない」という人も22.4%にのぼった。3人に1人はカーナビを使っていないことが明らかになった。

カーナビを「以前は使用していたが、現在は使っていない」と回答した80名に対し、現在使っている目的地までのルート確認方法を尋ねたところ、「スマートフォンの地図アプリ」という回答が最も多く、48.8%という結果になった。スマホの地図アプリはカーナビに比べ、地図の更新が不要かつ、よりリアルタイムで渋滞・規制・道順などの情報が得られるため、人気が高まっていると考えられる。一方で、土地勘や紙の地図に頼る人も一定数いることが分かった。
スマホの利便性が従来の機器を大きく上回っている現状を踏まえると、今後も生き残るためには、カーナビ側にも何らかの差別化が求められそうだ。
※サムネイル画像(Image:Shutterstock.com)
記事提供元:スマホライフPLUS
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