音楽系YouTuberバーバパパ、なりすまし犯との通話音声を公開　KiiiやBrave group、深層組に「関係者」名乗り出入りか

約5000万再生を記録している代表曲『ウ”ィ”エ”』などで知られる音楽系YouTuber「バーバパパ」（登録者数80万人）が3日にYouTubeを更新。自身になりすまして活動していた人物と通話した音声を公開しました。

ネット上ではなく“リアル”でなりすまし被害に

バーバパパは11月29日にYouTube生配信をおこない、ネット上ではなく飲み会やイベントなど、オフラインの場で自身になりすましている人物がいると明かしました。

この人物は自身の相方を名乗っているといい、バーバパパは自身が1人で活動していることを強調。視聴者に注意喚起するとともに情報提供を呼びかけていました。配信の中では、「ほんまなめてんのか？クソが」と感情をむき出しにする場面もありました。

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なりすまし犯と直接対話

今回公開されたのは、なりすまし犯である「KG」と、バーバパパ、仲介者だという「やしろあずき」（同12万人）の男性3人による通話の音声です。

KGは、2023年夏頃、「自分がバーバパパとして活動している」「バーバパパの相方である」といった趣旨の話をしていたとのこと。

Repezen Foxxの元トラックメイカーの「チバニャン」（登録者数21万人）や、ピアニストYouTuberの「よみぃ」（同246万人）らと一度会う機会があり、そこで撮影された画像か何かがXに投稿されたこともあったようです。KGは、当時すでに「とんでもないことをしてしまった」と自覚したとのこと。

それ以降はバーバパパの相方であると吹聴することは控えたようですが、誰かにそのように紹介された場合には否定しなかったそうです。

KGは、バーバパパのコンテンツが「自分の中で宗教的な感じで好き」だとしており、「もっと世の中に知ってほしい」という思いから作品を広めていくうちに、いつの間にか自分自身を本人であるかのように語り始めたのだとか。一方で途中からは「チヤホヤされたい気持ち」があったことも認め、「嘘を嘘で固めてしまった」と振り返っています。

その当時に出会った人の中には今も交流が続いている相手がおり、現在も「KGはバーバパパの相方」だと認識している可能性があるとのこと。

バーバパパはKGに対し、連絡を取れる相手には全員に事実を伝えて誤解を解くよう求めました。訴訟という言葉も時折言及しながら、今後同様のなりすましが発覚した場合には「真っ先にあなたを疑う」と念押しし、二度と同じ行為を行わないよう強く釘を刺しました。

関係者を装って企業にも入社していた？

バーバパパが企業に対して名前を使ったことがあるか確認すると、KGは「YouTube活動をしたみたいな感じで、ちょっと動画の編集というか・・・という感じの会社に一時的に属したことはある」と話し、VTuberグループの「深層組」の名前を出しました。

バーバパパが、そこで自身の相方を名乗ったことがあるか確認すると、「ニュアンスで言った側面があると思うんで・・・」と返答。これにバーバパパは「あるやんけ」とツッコみ、「ホンマにもうないか？ 絶対に許さんぞ。後で出てきたら」と警告。KGは「ま、大丈夫です」と答えていました。

通話では、KGが周囲に語っていた具体的なエピソードの確認も行われました。韓国でK-POPの作曲家の事務所を訪れたという話については、「家ではなく事務所に遊びに行った」と認めました。一方で、「ヒカキンさんの家に行った」という件については、「そこはちょっと盛って話しました。すいません」とウソをついたことを認めました。

バーバパパは、情報収集を進める際、KGを「悪い人やって言う人が全然いなかった」とコメント。こうした人の良さを活かして「“自分”として活躍してほしい」とKGに伝えました。また、「こういう話し合いで一旦解決したということにします」と、これで終わりにする意向も示しました。

仲介者は「悪いやつじゃない」とフォロー

仲介者であるやしろあずきは、KGを友人だとし、「悪いやつじゃないんで」とフォロー。KGに対しては反省を促しつつ、バーバパパには「僕がちゃんと見ておきますんで安心してみてもらえれば」と約束しました。

動画の概要欄でバーバパパは、KGが深層組に対し、「明確に「バーバパパ関係者」を名乗って所属していた裏が取れている」と説明。「これは単なる勘違いや誇張の範疇を超えており、意図的な虚偽であったことは明白です」としています。

また、KGが過去に複数の企業に所属・出入りしており、その際にもバーバパパの関係者を名乗っていたという証言が複数得られているとのこと。自身への「著しい名誉毀損が行われていたと推測されます」とも綴っています。

バーバパパは、「特に証言が重複して確認されている」企業として、「株式会社Kiii」と「brave group（今現在所属）」と2社の名前を明記。バーバパパを名乗る人物の情報提供を呼びかけるとともに、状況次第ではKGへの訴訟を検討しているとしています。

コメント欄では「バーバパパが舐められてるだけの会話だった」「絶ッッ対に弁護士つけた方が良いです 企業まで巻き込んでるなら個人では事が大きすぎる」「人当たりの良い嘘つきはいい人ではなく詐欺師なんだよなぁ」といった意見が寄せられている他、仲介者のやしろあずきに対して「こういう場ではまだ笑ったり犯罪者の人間性を庇うべきではないと思う」「なぜやしろあずきが仲介を…？ ガチクリエイターじゃなくて…あれ側やん…」といった批判も寄せられています。