楽器型ボトルのウイスキーを探せ!お宝ハンティングの意外な結末:YOUは何しに日本へ?
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イチオシスト
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イチオシ編集部 旬ニュース担当
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日本を訪れる外国人たちを、空港で勝手に出迎えアポなしインタビュー!そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(毎週月曜夜6時25分)。
今回のテーマは、「日本で未知との遭遇しすぎちゃって5分拡大SP」。アメイジング&アンビリバボーな拡大100分で、果たしてどんな面白YOUに出会えるのか?
【動画】激レアウイスキーを探して聖地・日本へ!&悪役プロレスラーがラーメン爆食 驚きのこだわり&圧巻の胃袋!

成田空港で声をかけたのは、初来日したジュティスさん(ポーランド・左)&来日3回目のバイロンさん(ベルギー・右)のカップル。「欲しいボトルがあって来たんだ!」と話す。ボトルとはウイスキーのことで、狙っているのは、超激レアアイテムの三味線型ボトル。
「彼はユニークでヴィンテージなウイスキーボトルを集めているの」とジュティスさん。
中でもサントリーが発売するボトルの熱心なコレクターだという。
それもそのはず、バイロンさんはブリュッセルで人気のバー「COBURA BAR」を経営しており、特にサントリーウイスキーを大量に扱っているそうだ。
お目当ての三味線ボトルを、かれこれ2年も探し続けており、いずれは「サントリーボトルでミュージアムを作りたい!」という大きな目標も。「80~90年代のボトルでかなりレアだけど、絶対に見つけたい。あるのかないのかわからないのが、ウイスキーハンティングの醍醐味さ」と鼻息が荒い。
そんなハンティング旅について行きたいとお願いすると、快諾してくれたので密着決定!

5日後、新橋駅で再会すると、ハンティングに急展開があったと報告が。
実はベルギーの仲間から三味線ボトルの有力情報がもらえ、なんと2日前にゲットできちゃったというのだ。2年間も探したあげくのラッキーに、興奮が止まらないという。
ちなみに三味線ボトルとは、サントリーのピュアモルトウイスキー古樽仕上のもので、1993年に限定発売された楽器シリーズの1つ。しかもこんなお宝を、約4万円という安さで入手できたそう。母国で買えば19万円はするというから、破格だ。
ここでもう密着終了か…? と不安がよぎったが、バイロンさんが「まだまだ欲しいボトルがたくさんあるんだよ!」と誘ってくれたので、このまま密着続行~♪

次に狙うのは、フレンチホルンボトル、サックスボトル、ハープボトル。これらサントリーの楽器ボトルは、1980~90年代、家庭用向けに限定販売された超レアな特製ウイスキー。2人は、すでに京都・山崎の蒸留所もすでに訪問済みで、土産もたくさん買ったそう。
次に向かったのは、銀座にあるウイスキーショップ「Rare Whisky Ginza」。白州、山崎、響など、国産ウイスキーに注力した2024年オープンの新規店だ。
店内に入ってみると…いきなりサックスボトルを発見! 捜索1軒目にして、こんなに早く次のお宝も発見できちゃった!?

…と喜んだのも束の間、バイロンさんは「なんか部品が違う気がする…」と、探し物の画像と商品をガン見。よ~く見ると、メーカーはニッカのものだった。探しているサントリーは、ベル部分がゴールド。残念ながら、求めている品ではなかった。

再びショーケースを物色していたバイロンさんが、「このウイスキーは本当にこの値段?」と質問し、写真を撮る。目を止めたのは、山崎蒸溜所の液色ディスプレイで、熟成期間が古い順に上から原液が並んでいる。これはウイスキー山崎の原液の熟成年度を表現した展示品で、お値段は82,000円(免税価格)。

特に50年ものは、ヨーロッパで超高額取引されている。店長の岩井さんによると、店にある山崎の50年は、オークションで1億円近くもしたそう。2005年・2007年・2011年に250本ずつしか販売されていない超貴重な酒で、世界中のウイスキーマニアが欲しがっているという。
そんな原液が入ったディスプレイが8万円台で買えるのは、超お買い得! バイロンさんが去年見つけた時は、この5倍の値段だったとか。とはいえお財布と相談ということで、購入を悩んだまま、2人は一度店を出た。
ところで、なぜバイロンさんは、サントリーのウイスキーが好きになったのか?
ブリュッセル(ベルギー)で小さなウイスキーバーを営んでいた父親が、ビル・マーレイの主演映画「ロスト・イン・トランスレーション」(ソフィア・コッポラ監督)を観て感銘を受け、サントリーを集め始めたそう。この作品は、2004年のアカデミー賞で4部門にノミネートされた名作で、サントリーウイスキーのCM撮影で来日した俳優(ビル)が主人公。
バイロンさんは父の手伝いをしながら初めてウイスキーを飲み、その種類や魅力を知り、念願のウイスキーバーもオープンさせた。8年間で集めたサントリーボトルは30本。「サントリーのウイスキーでミュージアムを作るのが夢で、古くて貴重なウイスキーをキャビネットに集めたいんだ!」と目を輝かせる。

結局「Rare Whisky Ginza」に戻った2人は、迷っていたディスプレイの購入を決意。
実物を受け取り、「手に持てて幸せ」と嬉しそうだ。
「初めて日本で見た時は35万円だったから…この値段なら絶対に買わないと!」と、ジュティスさんも納得。「最高のボトルが買えて幸せだよ」とテンションが爆上がりした後は、次なる楽器ボトルを探しに、渋谷の専門店へ!

「Whisky Bank」に到着して物色すると、2日前に購入した三味線ボトルはあるものの、お目当てのホルン、サックス、ハープは見つからない。店員さんに聞くと、サックスとホルンは大阪店に在庫があるかも…という有力情報が! すぐに電話で問い合わせてくれたものの、タイミングが悪かった…。サックスはちょうど売り切れてしまったところだという。
ただしホルンは在庫があるようで、そのお値段は88,000円。さぁバイロンさん、買う? 買わない?

悶々と悩んだバイロンさんだが、「予算オーバーだから諦めるよ」と、まさかの結末に!
というのも、これまでに山崎のお土産40,000円、三味線ボトル40,000円、その他のウイスキーに60,000円、山崎ディスプレイ80,000円と、すでに約22万円分を散財。
苦汁の決断とはいえ、お宝を前に残念だ。
とはいえ、「今回は楽器ボトル3本を手に入れられなかったけど、同じくらい欲しかったウイスキーを買うことができたから嬉しいよ」とニッコリするバイロンさん。ジュティスさんとボトルをハントしに、また日本に来てね~!
今回のテーマは、「日本で未知との遭遇しすぎちゃって5分拡大SP」。アメイジング&アンビリバボーな拡大100分で、果たしてどんな面白YOUに出会えるのか?
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成田空港で声をかけたのは、初来日したジュティスさん(ポーランド・左)&来日3回目のバイロンさん(ベルギー・右)のカップル。「欲しいボトルがあって来たんだ!」と話す。ボトルとはウイスキーのことで、狙っているのは、超激レアアイテムの三味線型ボトル。
「彼はユニークでヴィンテージなウイスキーボトルを集めているの」とジュティスさん。
中でもサントリーが発売するボトルの熱心なコレクターだという。
それもそのはず、バイロンさんはブリュッセルで人気のバー「COBURA BAR」を経営しており、特にサントリーウイスキーを大量に扱っているそうだ。
お目当ての三味線ボトルを、かれこれ2年も探し続けており、いずれは「サントリーボトルでミュージアムを作りたい!」という大きな目標も。「80~90年代のボトルでかなりレアだけど、絶対に見つけたい。あるのかないのかわからないのが、ウイスキーハンティングの醍醐味さ」と鼻息が荒い。
そんなハンティング旅について行きたいとお願いすると、快諾してくれたので密着決定!

5日後、新橋駅で再会すると、ハンティングに急展開があったと報告が。
実はベルギーの仲間から三味線ボトルの有力情報がもらえ、なんと2日前にゲットできちゃったというのだ。2年間も探したあげくのラッキーに、興奮が止まらないという。
ちなみに三味線ボトルとは、サントリーのピュアモルトウイスキー古樽仕上のもので、1993年に限定発売された楽器シリーズの1つ。しかもこんなお宝を、約4万円という安さで入手できたそう。母国で買えば19万円はするというから、破格だ。
ここでもう密着終了か…? と不安がよぎったが、バイロンさんが「まだまだ欲しいボトルがたくさんあるんだよ!」と誘ってくれたので、このまま密着続行~♪

次に狙うのは、フレンチホルンボトル、サックスボトル、ハープボトル。これらサントリーの楽器ボトルは、1980~90年代、家庭用向けに限定販売された超レアな特製ウイスキー。2人は、すでに京都・山崎の蒸留所もすでに訪問済みで、土産もたくさん買ったそう。
次に向かったのは、銀座にあるウイスキーショップ「Rare Whisky Ginza」。白州、山崎、響など、国産ウイスキーに注力した2024年オープンの新規店だ。
店内に入ってみると…いきなりサックスボトルを発見! 捜索1軒目にして、こんなに早く次のお宝も発見できちゃった!?

…と喜んだのも束の間、バイロンさんは「なんか部品が違う気がする…」と、探し物の画像と商品をガン見。よ~く見ると、メーカーはニッカのものだった。探しているサントリーは、ベル部分がゴールド。残念ながら、求めている品ではなかった。

再びショーケースを物色していたバイロンさんが、「このウイスキーは本当にこの値段?」と質問し、写真を撮る。目を止めたのは、山崎蒸溜所の液色ディスプレイで、熟成期間が古い順に上から原液が並んでいる。これはウイスキー山崎の原液の熟成年度を表現した展示品で、お値段は82,000円(免税価格)。

特に50年ものは、ヨーロッパで超高額取引されている。店長の岩井さんによると、店にある山崎の50年は、オークションで1億円近くもしたそう。2005年・2007年・2011年に250本ずつしか販売されていない超貴重な酒で、世界中のウイスキーマニアが欲しがっているという。
そんな原液が入ったディスプレイが8万円台で買えるのは、超お買い得! バイロンさんが去年見つけた時は、この5倍の値段だったとか。とはいえお財布と相談ということで、購入を悩んだまま、2人は一度店を出た。

ところで、なぜバイロンさんは、サントリーのウイスキーが好きになったのか?
ブリュッセル(ベルギー)で小さなウイスキーバーを営んでいた父親が、ビル・マーレイの主演映画「ロスト・イン・トランスレーション」(ソフィア・コッポラ監督)を観て感銘を受け、サントリーを集め始めたそう。この作品は、2004年のアカデミー賞で4部門にノミネートされた名作で、サントリーウイスキーのCM撮影で来日した俳優(ビル)が主人公。
バイロンさんは父の手伝いをしながら初めてウイスキーを飲み、その種類や魅力を知り、念願のウイスキーバーもオープンさせた。8年間で集めたサントリーボトルは30本。「サントリーのウイスキーでミュージアムを作るのが夢で、古くて貴重なウイスキーをキャビネットに集めたいんだ!」と目を輝かせる。

結局「Rare Whisky Ginza」に戻った2人は、迷っていたディスプレイの購入を決意。
実物を受け取り、「手に持てて幸せ」と嬉しそうだ。
「初めて日本で見た時は35万円だったから…この値段なら絶対に買わないと!」と、ジュティスさんも納得。「最高のボトルが買えて幸せだよ」とテンションが爆上がりした後は、次なる楽器ボトルを探しに、渋谷の専門店へ!

「Whisky Bank」に到着して物色すると、2日前に購入した三味線ボトルはあるものの、お目当てのホルン、サックス、ハープは見つからない。店員さんに聞くと、サックスとホルンは大阪店に在庫があるかも…という有力情報が! すぐに電話で問い合わせてくれたものの、タイミングが悪かった…。サックスはちょうど売り切れてしまったところだという。
ただしホルンは在庫があるようで、そのお値段は88,000円。さぁバイロンさん、買う? 買わない?

悶々と悩んだバイロンさんだが、「予算オーバーだから諦めるよ」と、まさかの結末に!
というのも、これまでに山崎のお土産40,000円、三味線ボトル40,000円、その他のウイスキーに60,000円、山崎ディスプレイ80,000円と、すでに約22万円分を散財。
苦汁の決断とはいえ、お宝を前に残念だ。
とはいえ、「今回は楽器ボトル3本を手に入れられなかったけど、同じくらい欲しかったウイスキーを買うことができたから嬉しいよ」とニッコリするバイロンさん。ジュティスさんとボトルをハントしに、また日本に来てね~!
記事提供元:テレ東プラス
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