本田響矢「音楽劇エノケン」全46公演完走 3ヶ月の集大成に感謝の声続々
イチオシスト

俳優の本田響矢(26)が11月30日、自身のInstagramを更新し、出演していた舞台「音楽劇エノケン」の全46公演を完走したことを報告した。「本当にありがとうございました。この3ヶ月は一生の財産です。とても楽しかった。これからも努力し精進します」とつづり、達成感と感謝に満ちた思いをファンへ届けた。
投稿に添えられた写真には、本田が舞台衣装と思われる黒を基調としたスタイルで写り、柔らかな表情を浮かべながら落ち着いた雰囲気を漂わせている様子が収められている。舞台を終えた安堵と、役者としての充実感がにじむ一枚だ。
本作「音楽劇エノケン」は、「喜劇こそ、わが人生」を掲げた昭和の名喜劇俳優・榎本健一の波乱万丈な人生を描いた作品。愛称・エノケンとして親しまれた彼の生涯を、市村正親が主演を務め、又吉直樹が新作戯曲として書き下ろした。舞台上では、笑いと涙が交錯する濃密な人間物語が展開され、多くの観客を魅了した。
その中で本田は、エノケンを敬愛し、葛藤しながら支える息子・鍈一を演じる一方で、浅草時代のエノケンを慕う若手劇団員・田島太一も担当。まったく異なる性格と背景を持つ二役を演じ分ける難役に挑んだ。心身の変化を伴う鍈一の深いドラマ性と、太一の明るく躍動する若さ。それぞれの感情を丁寧に掘り下げる演技は、舞台ファンのみならず多くの観劇者から高い評価を受けていた。
コメント欄には、「全46公演お疲れ様でした」「素敵な舞台で、生の演技を観られて幸せでした」「二役とも本当に素晴らしかった」「エノケン完走おめでとう。本当に感動しました」といった称賛の声が相次いでいる。
本田の演技に引き込まれた観客が多かったことが、寄せられたコメントからも伝わる。
3ヶ月にわたる長期公演を経て、本田は一段と存在感を増した俳優へと成長したと言えるだろう。今回の投稿には、舞台への深い愛情と、自身の役者としての歩みを大切にする姿勢が刻まれており、さらなる飛躍を予感させる。
本田が Instagram でつづった「一生の財産」という言葉のとおり、この舞台は彼にとって大きな転機となったに違いない。
音楽劇エノケンでの経験を胸に、今後どのような作品で新たな姿を見せてくれるのか、引き続き注目が集まりそうだ。
記事提供元:デイリーニュースオンライン
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