HIMALAYAN450と巡る静岡・南伊豆の旅 雨キャンプからライダーズカフェへ

イチオシスト

MotoMeganeをご覧の皆さま、こんにちは! ラフアンドロードの広報、セキネです。バイクの圧倒的なスピード感や機動力、一体感から得られる喜びを伝える「MOTTOラフロ」から、バイクの魅力や楽しさをMotoMeganeユーザーの皆さまにもお届けします。ぜひお楽しみください!
MOTTOラフロ掲載日:2025年7月9日
6月半ばから連日暑い日が続き、梅雨空のなか西伊豆のオートキャンプ銀河さんで完全貸切状態のひとりキャンプしていたのが遠い昔のような……。

今回は前回の雨ソロキャンプの続きです。そろそろココ横浜も梅雨明け目前、夏のデイツーリングの目的地におススメの南伊豆のライダーズカフェ(カレー屋さん)のご紹介です!
小雨の時間帯を狙い撤収開始、麓の温泉を目指す

一晩中降り続いた雨は朝もまだ止まず。耐水圧4000mmを誇るテントや薄手のダウンシュラフのおかげでグッスリと眠れた翌朝、テントの中でパンをかじりつつ撤収のタイミングを伺うワタクシ。

ホントかなぁ、と思いトイレに行きつつあたりを伺います。うーん、気持ち小降り、かな?? 20分後、テント内の荷物をまとめ、唯一乾いているトイレの軒先に撤収開始。


散らばる濡れ物も分類してまとめ、素早くスマートパッキング完了! ヒマラヤは純正キャリアも標準装備で旅ヂカラがホントに高い。設営場所も忘れ物ナシで出発します。お世話になりました!

帰り際にほかのサイト内もちょこっと見学。

よく整備が行き届いており、林間サイトや星空を眺めるサイト、バンガローなどの施設が充実。洗い場、洗濯機、乾燥機やコインシャワーもあるので長期滞在も行けますね。



オートキャンプ銀河さんではその他にも、予約制の五右衛門風呂や夏休みに各種イベントも予定しているようです。ファミキャン以外のソロバイカーも要チェックですね!

たっぷりと雨を含んで潤う森林地帯の軽く荒れた道を抜け、麓の海沿いにある温泉に向かいます。
その日は火曜日、温泉が定休日ではないこと、9時から営業なのを確認し、その前に時間調整で安城岬ふれあい公園へ。

ここは広い芝生があり子供が小さいときキャンプ中に訪れ、サッカーやバレーボールの練習をした場所。奥には穏やかな入り江もありゆっくりできます。


ちょうど園内のアジサイが見ごろを迎えていました。さて、懐かしい場所の散策も楽しんだので海沿いの温泉に行きましょう。

レインスーツを脱いで入口に手をかけた時、開かぬドアに?? どのサイトを見たのか忘れましたがどうやら9時からやっているのは7月30日からの夏休み期間のみ……。
ならばと、キャンプ場方面へ少し戻りせせらぎの湯へ。

今度はレインスーツを脱ぐ前に入口を覗くと、なにやら臨時工事休業中の看板が! orz….ツイてないっすなぁ……。
連続で当てにしていた温泉に見放され、しばし茫然としていたのですが、切り替えて次の目的地に向かいます!
降り続く雨のなか、南伊豆でずっと気になっていた場所へ
西伊豆から海沿いの136号をひたすら南下。やはりファミキャンで来たことのある雲見夕陽と潮騒の岬オートキャンプ場あたりを通過し、波勝崎の野猿公園入口も通過。
これまた経営者が変わってしまいましたが昔よくファミキャンした、南伊豆夕日ヶ丘キャンプ場を通過してすぐ左、通過するたびに気になっていたブッダの目の看板があった、ネパールカレーのティハールさんへ。

以前あったブッダの目の看板はなくなりシンプルなカフェ風の外観になっていました。じつはここの店員さんのAKIさんが僕のXのフォロワーさんで、せっかくコッチ方面に来たので是非ご挨拶したいとお邪魔しました。

素敵なログハウス風の店内には様々な雑貨や食品が並んでいます。

AKIさんはVストローム650XT乗り、グロムは別の女性スタッフ愛子さんの愛車。そうなのです、ここのスタッフさんやお客さん、みんなバイク乗りばかり。
僕が到着したあとも「セキネさん来てるの?今日は雨だから車で来ちゃった!」と言いながら以前ご紹介した清水の誠寿しの常連のかぶきさんがご来店!

向かって左から、AKIさん、かぶきさん、ママさん、カリンベーカリーのりかさん。

りかさんはキッチンカーでパン屋さんをしている方で、以前からここティハールに通いながら修行されて最近独立。その日はティハールさんの一角でバーガー屋さんを営業中。
ティハールさんではりかさんのように本気でカフェや飲食業で起業したい、夢を持って頑張っている若者のサポートも積極的に行っていて、それをまた応援するかぶきさんや誠寿しの大将なども常連としてここまでちょくちょくいらっしゃるとか。
現役世代が次世代の若者の夢を応援する、こういう関係ってなんだかいいですよね。

さて、いろいろお話していたらすっかり注文が遅れまして、ママさんに聞いてイチオシのネパールカレー・ククラ(鶏肉のカレー)いただきました!
HIMALAYAN450をお借りしているので?せっかくならと、その生まれ故郷インドに近いエリアの本格カレーを食べたいとこのネパールカレーを目指してやってきて、噂に違わぬ美味さに、温泉で振られ続けたココロのダメージもやっと回復。
でもなぜ、南伊豆でネパールカレーなのか? どうやらマスターのお父さんがネパールでNGO活動をされており、そのご縁で習得したネパールカレーの味を忠実に再現、売り上げの一部でまたそのNGO活動を支援する、ということにつながっているようです。僕もステッカー買って応援!

外はあいかわらず強い雨が断続的に降っていますが、晴れ間を狙ってバイク乗りの皆さんが気になっているHIMALAYAN450のライディングポジションチェック。
女子にも人気のヒマラヤのかわいいルックスが気になるのか、店の奥から愛子さんも出てきました!

Vスト乗りのAKIさんはスラリと背が高いので足つき全く問題なし。

ママさんも「いいわねぇコレ、似合う?」とこの笑顔♪

セローも持ってるかぶきさんは、スペックやお値段を聞いて、マジで買いそうな勢い?

ひととおり車体の説明をした後、もう一度店内にてしばし休憩……。

めずらしいお洒落なドリンクと美味しいケーキをいただきました。(大将、ありがとうございます!ごちそうさまでした!)そうこうしている間もこの悪天候にも関わらず、常連さんたちが次々に来店し、お話しているうちに楽しいリラックスタイムがどんどん過ぎていきます。

気が付くとすでに午後3時、
えー、もう5時間いるじゃん!!(滝汗)
雨のピークもやり過ごしたようで、またの訪問を約束し、コンパクトレインスーツをもう一度着こんで石廊崎方面に向けて南下を再開。
伊豆半島南端まわりで無事帰宅
ティハールさんを出発して、南伊豆の特徴的なアップダウンのある海沿いのワインディングを抜け先を急ぎます。

雲が低く垂れこめる妻良の集落を抜け、県道16号で石廊崎方面へ。
じつはこの先の「あいあい岬」というところの景色が好きで数年に一度見たくなりやってきます。あいにくの天気ではありますが道沿いのパーキングにバイクをとめ岬の丘の上まで階段をテクテクとのぼります。

この丘の真下には船でしか行けないヒリゾ浜というキレイな浜があり、少し手前の中木から船が出ています。海水浴シーズンは人で溢れかえるのですが、僕は本来のこの平日のゆったりとした南伊豆のリズムのほうが好きですねぇ。今回の旅はここを折り返し地点として、今度は東側の135号線を一気に北上します。
セローだとやや憂鬱になる距離と込み具合ですが。ゆったりポジションのヒマラヤはそのエンジン特性のためなのか必要以上に飛ばしたいとか焦る気持ちをライダーに持たせないところがあります。

一度満タンにすると400㎞弱走れるビッグタンク、足つきが良く肉厚なシート、そしてステップのゴムラバーなどヒマラヤやラダックを走るための快適装備が日本のツーリングライダーにもありがたい。

石廊崎、弓ヶ浜を通過し道の駅 開国下田みなと でお土産を買った後は、伊東を過ぎて宇佐美までノンストップで一気に北上。

今頃になって青空が見え始めるという。間もなく18時ですか……。

結局、自宅について濡れたテントを広げて干したり、お片付けをしてたら20時半すぎてました。お土産をわたして一息ついた時、移動距離の割には疲れが少ないことに気づきました。
2週間前に走っていたSSTRもそうですが、このHIMALAYAN450というバイク、ホントに疲れずずーっと走っていられる。

少なくとも僕の旅のスタイルや体形にジャストマッチ。久しぶりに広報車返却時、後ろ髪をひかれる思いでした。
そのSSTR2025出走の様子は2026年春発行のMOTTOラフロ冊子版Vol-3に掲載予定。どうぞお楽しみに~。
以上、雨でもソロキャンプツーリングはやっぱり楽しかった、ラフ広報セキネがお伝えしました。
バイクの楽しみは無限大!
モトメガネでは、オートバイに関する情報や、ライディングに関する豆知識、レース情報などを紹介しています。この記事では「ラフアンドロード」協力のもと、モトメガネ編集部で記事を再編集。ジャンル&排気量を問わず、さまざまなバイク情報を取り上げています。


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
