心臓外科医目指してクラファン留学した医学部生が美容外科医に転身 麻生医師は擁護も高須医師は痛烈批判

イチオシスト
医学部生時代に「心臓外科医を目指す」としてクラウドファンディングで渡米資金を集めた人物が、その後、美容外科医へと転身したことが物議を醸しています。
クラファンで留学するも心臓外科医には進まず
11月18日にとあるXユーザーが、TCB東京中央美容外科 堺院の院長に塩見涼菜(しおみすずな)医師が就任しているという情報をポストしました。
塩見医師は医学部5年生であった2018年、心臓外科医になることが目標だと宣言し、「アメリカで心臓血管外科学の研究をしたい!」と呼びかけるクラファンを実施。アメリカへの留学資金を支援するために約58万円が集まりました。
塩見医師は総合病院で麻酔科医や集中治療医として勤務した後、美容外科医に転身。30歳前後という若さで美容外科クリニックの院長に昇進しています。
心臓外科医から方針転換した塩見医師に対して、SNSではクラファンの妥当性を疑問視する声が上がっていました。

麻生医師はクラファンを擁護
そんな中、東京美容外科の統括院長である「麻生泰」(登録者数22万人)は次のようなポストで塩見医師を擁護しました。
なぜにこういう叩きかたするんだろうか?
若き日に、手先が器用だから心臓外科医を目指して医師免許をとった。
保険医療現場の過酷さと現実を目の当たりにして美容外科医師に転向した。何が悪いんだろうか?
手先の器用な医師は美容でも求められているし、オペが上手で有りさえすれば生き残れる世界です。
クラファンで集めたお金は50万ちょっとでしょ?
大なり小なり美容外科医は同じような道を辿ってますわ。
この女医さんを叩くのは違うと思います。
これに対して、医師VTuberの「山吹オルカ」は
「クラファンって言っても、たった50万でしょ?」
こういう考えの人がいるから美容外科医全体が「倫理観のない、お金しか見てない人たち」だと思われるのでは。
と指摘。他の医師からも「支援者にどう説明するかが大事なんじゃないかな 叩く/叩かない以前に、『なぜこうなったのか』を丁寧に説明するのが筋だと思います」と、麻生医師のコメントは論点がズレていると指摘する声が寄せられています。一方で、「金出す方が出す人を間違えた、賭けに負けただけで、競馬で負けて自分が悪いのに馬に当たる貧乏ギャンブラーに似ている」といった意見もありました。
なぜにこういう叩きかたするんだろうか?
若き日に、手先が器用だから心臓外科医を目指して医師免許をとった。
保険医療現場の過酷さと現実を目の当たりにして美容外科医師に転向した。
何が悪いんだろうか?… https://t.co/d4n7F0XgDu— 麻生 泰 (@asoutoru) November 18, 2025
高須医師「美容外科は医療のデザート」
高須クリニック統括院長の「高須克弥」(同2140人)医師もXで「純情な支援者に詫びてクラウドファンディングで得たお金を返金しなさい」と塩見医師を強く批判。別の投稿では、
純情な支援者を裏切るクラウドファンディング詐欺だと思います。
病んでいる方々を助けるのが医師の義務だと僕は思います。
病人を対象としない美容外科は医療のデザートです。病める患者さんに対して立派な仕事ではありません。
病める人から目を背け自分だけラクをして稼ごうとする医者はクズです。
と述べています。
純情な支援者を裏切るクラウドファンディング詐欺だと思います。
病んでいる方々を助けるのが医師の義務だと僕は思います。
病人を対象としない美容外科は医療のデザートです。病める患者さんに対して立派な仕事ではありません。
病める人から目を背け自分だけラクをして稼ごうとする医者はクズです。 https://t.co/1MhaiscKLT— 高須克弥 (@katsuyatakasu) November 19, 2025
記憶に新しい献体写真騒動
この2人の医師は、昨年の献体写真騒動でも、食い違う意見を述べていました。
昨年12月、東京美容外科医の医師が献体の写真をSNS上に投稿して大炎上する騒動がありました。麻生医師は当初、同院の統括委員長の立場から問題の医師を擁護していましたが、大炎上で自身にも批判が殺到する中、一転して彼女を処分することを発表しました。
解任発表後には、麻生医師は高須医師に対して「なんとか彼女を助けて頂けないでしょうか?」とアプローチするも、高須医師は「献体とツーショットを撮る行為は禽獣なみのメンタルで医道倫理から逸脱しています」とこれを一蹴していました。
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