予選通過で成長実感 吉田優利の米2年目最終章「すごくいい週にできる気がする」
イチオシスト
<アニカ・ドリブン by ゲインブリッジ at ペリカン 2日目◇14日◇ペリカンGC(フロリダ州)◇6349ヤード・パー70>
1年前は予選落ちに終わり、自身のプレーを厳しく評価した吉田優利が、4バーディ・2ボギーの「68」で回った2日目を充実した表情で振り返った。「“ザ・アメリカの難しいコース”というイメージ。あと2ラウンドできるのはすごくいいこと」。トータルイーブンパー・43位で予選通過を決めた。
出だし10番ではボギー発進。「ちょっと雲行きが怪しいと思った」という序盤は耐える時間が続いたが、1つ落として迎えた後半アウトではボギーなしの3バーディ。「うまく立て直しができた。後半からはショットもついてくれて短いバーディパットが打てた。あしたにつながるいいプレーだった」とアンダーパーをマークした。
スコアはもちろん、細かいところでも進歩を感じる一日だった。開幕前に「一番難しい」と語っていた2番ホールは「(グリーンが)おわんになっていて15ヤード四方しかなくて狭いし、練習日もちゃんとショートしました」と苦笑いを浮かべた難所。この日は手前に運び、バーディトライこそ外したもののパーをセーブした。
「苦手と分かっている上でいかないといけない。あと2ヤード右に行っていたらくぼみにいっちゃう。ああいうふうにパーを取ればいいんだっていう、新しいイメージをつけることができました。今週の準備の時点で不安ばっかりだったけれど、あと2日間できる。すごくいい週にできる気がしています」
現在のポイントランキングは70位。最終戦に出場可能な60位への滑り込みを頭の片隅に置きつつ、いまはただ、自身が納得できるプレーを増やしたい。「少しずつゴルフが良くなってきた。ここで4日間できるのはプラスでしかない。いい経験になるし、パフォーマンスを発揮できるように準備したい」。米2年目のシーズン締めくくりに向けて、ギアを一段上げていく。(文・笠井あかり)
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