ヨアキム・トリアーが描く、娘と父のこじれた関係。カンヌ映画祭グランプリ受賞「センチメンタル・バリュー」
イチオシスト
「わたしは最悪。」のヨアキム・トリアー監督が、俳優である娘と映画監督である父とのこじれた関係を描き、第78回カンヌ国際映画祭グランプリに輝くとともに本年度アカデミー賞ノルウェー代表作に選ばれた「センチメンタル・バリュー」が、2月20日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開される。ポスタービジュアルと特報映像が到着した。

オスロで俳優として活躍するノーラと、家族と穏やかに暮らす妹のアグネス。そこへ、幼かった彼女らを捨ててから音信不通だった映画監督の父・グスタヴが現れる。自身15年ぶりの復帰作で、主演を娘に依頼するためだ。
怒りと失望を今も抱えるノーラがきっぱり断ると、ほどなくしてその役にアメリカの若手スター、レイチェルが抜擢される。そして、撮影場所が思い出深い実家であることを知ったノーラは、複雑な思いにとらわれる──。
https://www.youtube.com/watch?v=O3-yjQ1XvNo
ノーラ役を「わたしは最悪。」のレナーテ・レインスヴェ、グスタヴ役を名優ステラン・スカルスガルド、アグネス役を注目株のインガ・イブスドッテル・リッレオース、レイチェル役をエル・ファニングが務める。受け入れたいのに、許せない──。不器用な親子のドラマに注目したい。

「センチメンタル・バリュー」
監督:ヨアキム・トリアー
脚本:ヨアキム・トリアー、エスキル・フォクト
出演:レナーテ・レインスヴェ、ステラン・スカルスガルド、インガ・イブスドッテル・リッレオース、エル・ファニング
2025年/ノルウェー/カラー/ビスタ/5.1ch/133分/G
英題:SENTIMENTAL VALUE 字幕翻訳:吉川美奈子
配給:NOROSHI ギャガ
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記事提供元:キネマ旬報WEB
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