「条件が良すぎて苦戦?」村田川シーバス釣行で50cm級本命をキャッチ【千葉】

「条件が良すぎて苦戦?」村田川シーバス釣行で50cm級本命をキャッチ【千葉】">
雨、流れ、ベイトが揃う 涼しいを通り越して寒さを感じる10月21日(大潮)軽く防寒対策をして村田川へシーバス狙いでやってきた。この日は小雨が降ったり止んだりだが、前日はそこそこ雨が振って濁りは申し分な …
イチオシスト
雨が降るととたんにコンディションが良化するのがシーバスフィッシングだ。しかし、あまりに良い条件が揃いすぎると、ベイトの活性が上がり過ぎて釣りにくくなることがある。この釣行は、そんな難しい条件に遭遇した悪戦苦闘を記事にしたものである。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・宮坂剛志)


雨、流れ、ベイトが揃う
涼しいを通り越して寒さを感じる10月21日(大潮)軽く防寒対策をして村田川へシーバス狙いでやってきた。この日は小雨が降ったり止んだりだが、前日はそこそこ雨が振って濁りは申し分ない。
村田川上流域(提供:TSURINEWSライター・宮坂剛志)
おまけに、速い流れと大量のベイトが水面で跳ね回っている。最近はこれほどの良い条件はあまりなかったので、気合を入れてまだ明るさの残る夕方から上流の橋脚下へ入った。
ベイトは濃い(提供:TSURINEWSライター・宮坂剛志)
この橋脚の真下は昼間でも暗くて、地形変化も複雑になっている一級ポイントだ。同時にベイトの通り道でもあり、ここを狙わない手はない。
橋脚下へ入る(提供:TSURINEWSライター・宮坂剛志)
混在するベイトに大苦戦
さっそくバイブレーションから投入するとゴツゴツとベイトに当たるし引っかかる。そして、暗くなると突然始まる水面ボイル。橋脚の壁ギリギリで水面を割るシーンは迫力があるが、これを食わすのは難しい。
ベイトの種類は20cm近いイナッコが主だが、イワシやサッパ、コノシロなどもいるので、色々混じって食べ放題だ。こうなると、状況は良くても釣りは難しくなる。
イナッコ育ちすぎ(提供:TSURINEWSライター・宮坂剛志)
案の定、シンキングペンシルに変えたりミノーや水面系にもしてはみるものの全く見向きもしなかった。
コノシロもいる(提供:TSURINEWSライター・宮坂剛志)
50cm級のシーバスをキャッチ
大きいボイルはそこらじゅうであるが、たまにアタリがあるくらいで釣れない時間が続く。そこで、橋脚から少し離れた場所をフローティングミノーの早巻きで狙うと、これが大正解で待望のヒット!大量にいるベイトの群れから少し離れた所を狙ったのが良かった。
「全てのシーバスがベイトの群れに付いているわけではない」この思考が当たったようだ。上がってきたのは50cm級だが、この季節らしいファイトを見せてくれた価値ある1本だ。難しすぎる状況の中でようやく手にしたシーバスに、サイズではない嬉しさを感じてこの日釣りを終えた。
50cm級をキャッチ(提供:TSURINEWSライター・宮坂剛志)
ベイトの見極めと釣り方
さて、混在するベイトに翻弄されたこの日の釣行であったが、主なベイトは育ちの良いイナッコだった。これは、ボイルのある近くでルアーに引っかかってきたので間違いないはずだ。
この他にもコノシロがルアーに食い付いてきたり、サッパやイワシが打ち上げられていたりと周りを観察するとわかることも多い。
イワシも入る(提供:TSURINEWSライター・宮坂剛志)
また、季節的にハゼもシーバスに食われている。この見極めが重要だが、これらを正確に把握するのは無理に近い。なので、水面から底の方まで一通り探ってみる釣り方がおすすめだ。それでも食わないなら思いきってベイトが少ない場所を狙ってみるのも悪くない。
この日はそんな釣り方がハマった日でもあった。このように、ひとつのパターンにとらわれずいろいろ試しながら正解に近づくやり方もある。そうして引き出しが増えていけば、どんな状況でもシーバスに出会える可能性が高くなることは間違いない。
<宮坂剛志/TSURINEWSライター>
記事提供元:TSURINEWS
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