吉井和哉 金の紙吹雪の中での復活 さらなるはじまりのエネルギーと希望 「みらいのうた」ビジュアル
イチオシスト
2025年12月5日より劇場公開される、THE YELLOW MONKEYのボーカル・吉井和哉に密着したドキュメンタリー映画「みらいのうた」の、メインビジュアルが公開された。
メインビジュアルは、スタッフやファンの祈りが集まった東京ドームライブの”復活の日”「THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2024 “SHINE ON”」の、パフォーマンスの一瞬が切り取られている。THE YELLOW MONKEYの楽曲「ホテルニュートリノ」の歌詞である「人生の7割は予告編で 残りの命 数えた時に本編が始まる」がコピーとして入り、金の紙吹雪の中での吉井和哉の復活、ここからのさらなる”はじまり”であるエネルギーや希望にあふれたビジュアルとなっている。
あわせて公開されたチラシビジュアルは、2021年の日本武道館公演「みらいのうた」パフォーマンスシーンとともに、季節の移り変わりを伝える桜がデザインされている。吉井の父が亡くなって50年がたった2021年に配信されていた同名楽曲は、本作のタイトルとエンディング曲に起用された。映画の編集がほぼ終わった時につけられたというタイトルについて、エリザベス宮地監督は「撮影が終わって、編集も始めて、最後の最後で吉井さんからタイトル「みらいのうた」をご提案いただいて。エンドロールに「みらいのうた」をはめてみたら、この3年間で起こった出来事がすべてこの楽曲に収束していく、昇華されていくようなイメージがあり。最後のピースがこの楽曲によってはまったようでした」と語っている。
チラシビジュアルのもう一面には、吉井をロックの世界に引き入れたURGH POLICE(アーグポリス))のEROと吉井の当時の2ショットと、40年ぶりにセッションする現在の2人の姿をデザイン。上部には、教会のシーンが入っている。さまざまな偶然が重なり完成した本作を、吉井は「神様の書く脚本のペンがどんどん走っていった」と話している。
ロックバンド「THE YELLOW MONKEY」のボーカルとして、多くの音楽ファンを魅了し続けている吉井和哉。2022年に吉井への密着を開始した数カ月後に、吉井が喉頭がんであることが発覚。そこから予期せぬ“未来”と、これまでの人生がつづられていくドキュメンタリー作品になっている。幼い頃に亡くした父や、幼少期の思い出、14歳でのロックとの出会いなどが語られていく。さらに、病が発覚した後の日々や、2024年に感動的な復活を遂げた東京ドーム公演「THE YELLOW MONKEY SUPER BIG EGG 2024 “SHINE ON”」の熱く壮絶なライブパフォーマンス、公演までの日々が記録されている。
監督を務めるのはエリザベス宮地。藤井風、BiSH、MOROHA、クリープハイプなど数々のミュージシャンたちのドキュメンタリー映像やミュージックビデオ、そして2024年には俳優・東出昌大の狩猟生活を1年間密着したドキュメンタリー映画「WILL」など、さまざまな人生を撮り続けてきた。本作では、これまで生きてきた吉井の人生がどのように音楽へつながっているかが収められ、本作でしか見られない吉井の表情、想いが刻み込まれている。
【作品情報】
みらいのうた
2025年12月5日(金)全国公開
配給:murmur
©︎2025「みらいのうた」製作委員会
記事提供元:映画スクエア
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