畑岡奈紗が雨のプレーオフ制す 日本勢“年間7勝”で最多記録また更新
イチオシスト
<TOTOジャパンクラシック 最終日◇9日◇瀬田ゴルフコース 北コース(滋賀県)◇6616ヤード・パー72>
畑岡奈紗が母国で歓喜の勝利を飾った。日米共催大会で荒木優奈とのプレーオフを制し、3年ぶりの米ツアー7勝目。強い雨が降りしきるなか、畑岡の目から涙がこぼれた。
今季は日本勢の躍進が目覚ましい。ツアーメンバーは史上最多の13人。1974年に樋口久子が「LPGAジャパンクラシック」を制し、日本人として初めて米ツアーを制覇してから、多くの選手が海外へ挑戦してきた。
3月「ブルーベイLPGA」を制した竹田麗央を皮切りに、優勝ラッシュが続いた。「シェブロン選手権」で西郷真央が、「AIG女子オープン」(全英)では山下美夢有がメジャー制覇。岩井千怜が「リビエラマヤオープン」を、岩井明愛が「ポートランド・クラシック」を制し、史上初の双子優勝も達成した。
そして今回、畑岡が勝利を挙げて、日本勢は今季7勝目。これまで年間最多は1987年(岡本綾子4勝、森口祐子)、2010年(宮里藍5勝)の5勝だったが、その記録をまた更新することになった。
【各年の日本勢優勝者】カッコ内は勝利数
1974 樋口久子
1975
1976 樋口久子
1977 樋口久子
1978 岡田美智子
1979
1980 大迫たつ子
1981
1982 岡本綾子
1983 岡本綾子
1984 岡本綾子(3)、吉川なよ子
1986 岡本綾子(2)
1987 岡本綾子(4)、森口祐子
1988 岡本綾子(3)
1989 岡本綾子
1990 岡本綾子
1992 岡本綾子
1993 小林浩美(2)
1996 平瀬真由美
1998 小林浩美(2)
1999 福嶋晃子(2)
・・・・・
2007 上田桃子
2008
2009 宮里藍
2010 宮里藍(5)
2011 宮里藍、上田桃子
2012 宮里藍(2)、宮里美香
2013
2014
2015
2016 野村敏京(2)
2017 野村敏京
2018 畑岡奈紗(2)
2019 畑岡奈紗、渋野日向子、鈴木愛
2020
2021 畑岡奈紗(2)、笹生優花(USLPGA記録上ではフィリピン国籍)
2022 畑岡奈紗、古江彩佳
2023 稲見萌寧
2024 笹生優花、古江彩佳、竹田麗央
2025 竹田麗央、西郷真央、岩井千怜、山下美夢有(2)、岩井明愛、畑岡奈紗
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