その子に合った勉強場所と時間が大切なのはなぜ?【集中力 やる気 学力がアップする 頭のよい子が育つ家のしかけ】
イチオシスト
子どもは、一人ひとりやる気が起きる時間と空間が違います。
よく「リビングで勉強するといい」といわれていますが、じつは、全員に当てはまるわけではありません。なかにはリビングでは落ち着かない子もいるので、家の中でどこが一番勉強しやすいのか、いろいろな場所で試してみましょう。
場所だけでなく、時間によっても、やる気が上がるか下がるか、違いを確認してみてください。
このように見ていくと、子どものやる気が出る場所、タイミングは一人ずつ違うことがわかります。

本書を執筆するにあたり、未就学~小・中学生のお子さんをもつご家庭を対象に、家のなかで行なっている「子どもが集中して勉強できる・自分から勉強する環境をつくる工夫」についてのアンケートを実施しました。アンケートの回答でも、最初はリビング学習をしていた子が、自分の空間がほしいと言い出したタイミングで、机の後ろに畳一畳分の自分だけのスペースをつくり、カーペットやクッションを本人に選ばせたところ、自分の机で勉強しては、スペースを利用し休憩したり音楽を聞いたりするようになり、そうしたら成績もグーンと上がったといいます。
その子にあった場所と時間を見つけるために、地道に調査をしていきましょう。
「やる気の出る場所」は、早いうちから探しておくどの場所、どの時間で勉強するのがよいかは、子どもが小さな頃からいろいろ試しておくのがおすすめです。
たとえば、やらなくてはいけないことが複数あるときは、
「国語と算数のドリル、どっちからやる?」「どこで、何時くらいに取り組もうか?」
と、本人に確認しながら試していきましょう。このとき、
「学校から帰ってきたら、まず宿題しなさい」
というように、一方的な発信はしないようにしましょう。それよりも、ストップウォッチを活用して時間をはかり、
「ここでやるといつもより速くできたね、おもしろいね!」
とその子に合った場所を見つけてあげたほうが、結果的に質の高い勉強習慣が身につきます。
子どものリズムに合わせて、学習習慣をつくろう子どもは、まだ理性が育っている途中の時期にいるので、「気分」で動いてしまいます。
その気分を利用して、勉強のやる気を上げていきましょう。
たとえば、実際に「勉強するのは、朝の子ども部屋がいい」という子がいたのですが、親御さんの反応は、
「うちの子は、いつも宿題を後回しにして、朝やっているから困るんです」
というものでした。ただ、これは、大人目線のととらえ方です。その子にとって、朝の子ども部屋が一番やる気の出るところなら、当日の朝に宿題をしてもよいのです。
子どもたちは一定のリズムのなかで生きているので、そのリズムに合わせてあげたほうが、勉強する習慣が整います。ぜひ、いろいろな場所と時間を試して、その子に合った勉強場所を探してあげてください。
【出典】『集中力 やる気 学力がアップする 頭のよい子が育つ家のしかけ』著:石田勝紀
記事提供元:ラブすぽ
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