いまだに“細っいの”が好き!バカリズム&ロバート秋山、福岡の王道じゃない地域出身の面白さ:バカミュート
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イチオシスト
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「バカミュート★バカリズムとロバート秋山のエッジ効きすぎ!新お笑いネタ番組始動」(深夜24時30分)を11月3日(月・祝)、10日(月)の2週に渡って放送。
「言語がない無声お笑いなら世界で通用するのでは?」をコンセプトに【ミュートネタ】という新しいジャンルを創設。当初は動画審査を経て合格者にはスタジオでネタを披露してもらう予定だったが、応募動画があまりにも「哀愁」がありすぎて面白かったのでそのまま放送で採用することに!一体どんな番組なのか!?衝撃の収録を終えたばかりの番組MC、バカリズムさん、秋山竜次さん(ロバート)に話を聞いた。
【動画】バカリズムが世の中のあらゆるものをハカりまくる!
哀愁あふれる!?笑いの新ジャンル「ミュートネタ」

――無音の「ミュートネタ」という新しいお笑い番組ですが、収録を終えてのご感想は?
バカリズム「収録はめちゃくちゃ楽しかったですね。面白かった」
秋山「ここまでドロドロしたオドロオドロしい荒めのものをテレビで見るのって、あんまりないじゃないですか。デビューで経験積んだ人とのスキマに“超若手コーナー”ならあるけど。それだけで1本はなかなかないんじゃないですか」
バカリズム「しかも家っていうのが大きいですね。それぞれが自分で撮っているので、哀愁があるんですよ。“生活かかってんだなー”っていう。“ここから始めたんだなー”っていう。テレビに出る時は、その辺が全部整えられていますけど、それが見れたのが良かったですね」
秋山「ふすま多かったですね」
バカリズム「家賃が安いんですよね、古めの物件は」
秋山「テレビに本格的な仏壇が映るのもないじゃないですか。テレビって極力、宗教の匂いってなくすでしょ。めちゃくちゃあったからね。お供えものもあったから」
バカリズム「お花がまだ残ってるから。多分、お盆はちゃんと飾り付けしたんでしょうね」
秋山「普通のネタ番組じゃないですよね」
バカリズム「普通のテレビじゃ見れないものが見れたんで、これは貴重ですね」
秋山「エネルギーというか…」
バカリズム「“業”というか…(笑)。溢れ出てくる業がすごかったですね」

――収録の最後にも話されていましたが、もし第2弾、第3弾があるなら見てみたい芸人さんはいらっしゃいますか?
バカリズム「あげればキリがないんですよ。キンタロー。さんとか、見た目の面白さや顔マネとかでやってる人は絶対にハマるんでしょうけど、やっぱりこの感じも守ってほしいですよね」
秋山「いい意味で知らない方がたくさんいたんで。そこそこ食えていけてる人たちだと、生活感とかなくなっちゃうんじゃないか、と」
バカリズム「そうなんですよ。面白い人たちはちゃんと生活できてるから、家にも撮影する場所があるんですよ。YouTube撮ったりするし」
秋山「YouTube撮る場所すらないわけですから」
バカリズム「やってるかもしれないけど収益化ができてない人たちだから。そういう人たちも維持して、このレベルを保ちつつ、たまにちょっとすごいレジェンドクラスに出てほしいですよね」
秋山「有名なネタ番組の常連とかがいっぱい出てきちゃうとね…」
バカリズム「ぶっちぎりで勝っちゃいますから。部門分けてもいいしね。“生活感部門”って(笑)」
――この番組は“世界進出を目指す”というコンセプトですが、世界に行けそうですか?
バカリズム「世界って言っても、いろんな国がありますね。やっぱ、日本に近い方がいいですよね。日本人の多い国とか」
秋山「一応、世界で見られるわけですから。準備はこっちがしますから、あとは世界次第というか」
バカリズム「見るのは自由だから」
秋山「逆にそっち次第でしょ」
福岡の王道じゃない地域の二人

――お二人とも福岡県ご出身で、年齢も近いですよね。
バカリズム「福岡の北の方の2人。北九州と筑豊でね」
秋山「王道な福岡じゃない」
バカリズム「博多じゃないっていうね。福岡芸人の“あるある”についていけない」
秋山「だから、福岡番組とかで呼ばれた時に、何のエピソードもない」
バカリズム「オススメの店全然知らないよ」
秋山「モツ鍋なんて、東京来るまで食ったことない」
バカリズム「僕ら知らないんですよ。こっちまで流通してないから、モツが」
秋山「モツを食うってこと知らなかったですから。こっち来て単独ライブ打ち上げで初めて食ったから。だから、嬉しいです」
――そんなお二人で番組MCをやってみて、お互いにいかがでしたか?
秋山「やっぱネタ職人だから細かい。こっち(自分)よりの『あそこのあれはどうだ』みたいなトークがすごい楽しかった」
バカリズム「二人ともネタ作るから、気になるところが近いから」
秋山「『全身タイツの中、透けないの』とか、ずっとちっちゃい声で言ってるんですよ。あんなのネタ番組ではいらないですよ。そういう細かいの全部言うから」
バカリズム「僕らがここに来るまでに修正してきた部分をね、どうしても見ちゃうから。お互いコントやるんで」
秋山「あの感じの感想はないですから。本来は『そこいいよ!』って言うから」
バカリズム「共鳴しますね。土地柄なんですかね。福岡の王道じゃない地域の二人ですから」
――芸人さんからも一目置かれる存在のお二人ですが、お互いの能力で欲しいと思うところはありますか?
秋山「ビックリするくらいネタが面白いっていうのは、芸人の中でバカリズムさんは一個超えちゃってるんで。今もまだ細っいの好きじゃないですか。いまだに『そこ行く!?』っていう。僕もすごい細い所とか好きで、フリースペースとか“都か区か”ってやってるのが好きだから。最近見たネタだと、グルメレポートを根こそぎいじるような、今後タレントさんが食レポできなくなるっていうようなネタを作ったりね。衝撃を受けるようなものがいっぱいあるので、やっぱり勉強になりますよ」
バカリズム「秋山さんこそ、めちゃめちゃ好きなネタいっぱいありますよ。トイレのタンクの上にあるプラスチックの花を歌にしますか?うわ~!これ、俺気付きたかったー!羨ましいんですよ、その気付き。アスリートの芝居にしてもそうだけど、あれを“抜く”っていう表現ね。そういうの、毎回、やられたー!俺、思い付きたかったー!』って思いますね」
秋山「常にその隙間で話できるのが、なんか嬉しいですよね」
――お笑いやバラエティ番組の変化を感じますか?
バカリズム「賞レースも増えてきたじゃないですか。これからもし増やす場合は、やってないところを見つけなきゃいけないから、そういう意味では確かに“ミュート”はなかったなと思いましたね」
秋山「サイレントとかはあるけど、ガチ音なしってないですね」
バカリズム「かなりチャレンジングだし、回を重ねていけばいろんな人も出てくるでしょうし。この番組もいつかね、年末の…」
秋山「おっ!どデカい!大丈夫ですかね?みんな一番騒ぎたい時期でしょ?」
バカリズム「喋りながら見れるから。そういう意味では向いてるじゃないですか」
秋山「耐えられます?このメンバーが、年末に」

バカリズム「年末に、上半身裸でポーズを」
秋山「年末合わないでしょ、このメンバーは。大晦日なのに誰も有名な人呼んでねーじゃん!って」
――様々なジャンルの笑いをやってきたお二人ですが、まだやってない、やってみたいジャンルはありますか?
秋山「結構やりましたよね。あとはもう風や匂いになってくるんじゃないですか」
バカリズム「『これなんだ?これなんだ?柔道着の匂いかー!』って」
秋山「那覇空港の到着した時の匂いか!」
バカリズム「あるある(笑)」
秋山「匂いで笑かす、みたいになってきちゃいますよね」
バカリズム「やってないってなるとね」
秋山「あとは、バカリズムさんに“いろんな持ちたいもの選手権”やってもらったりとか。県でやってくれてたので」
バカリズム「県は全部持ちましたよ」
秋山「持ちたい芸能人とか。『持ってください』『僕、どこ持っていただけます?』って」
バカリズム「場所さえ設けていただければ、全然持ちますよ」

お二人がMCを務める「バカミュート★バカリズムとロバート秋山のエッジ効きすぎ!新お笑いネタ番組始動」(深夜24時30分)は11月3日(月・祝)、10日(月)の2週に渡って放送。
記事提供元:テレ東プラス
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