全国企業のSaaS活用状況明らかに、『デジタル化の窓口』が実施した2025年最新アンケート調査
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イチオシスト
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『デジタル化の窓口』が、全国の企業の会社員・経営者1,243名を対象に2025年の「SaaS活用の実態」に関するアンケート調査を行いました。
調査の概要
調査期間:2025年10月17日~2025年10月18日調査対象:国内在住の会社員・経営者の20代から60代男女
有効回答者数:1243名
調査機関:『デジタル化の窓口』(運営元:株式会社クリエイティブバンク)
調査方法:インターネットリサーチ(ジャストシステム「Fastask」利用)
調査元記事URL:https://digi-mado.jp/article/110781/
SaaS活用の現状と課題
調査結果によりますと、SaaSは企業の業務インフラとして欠かせない存在になり、あらゆる現場でクラウドサービスが使われています。一方で、導入が進むほどに管理の複雑さも増しており、企業規模によって利用状況に差が生じ、退職者アカウントの放置や契約の重複など、運用面での課題が目立つようになっています。SaaSを効果的に管理し、コストやセキュリティを最適化する「SaaS管理ツール」の導入にも注目が集まっています。SaaS利用の範囲
個人レベルでは、「1~3種類」のSaaSを使っている人が最も多く35.2%を占めていました。一方、会社全体では「9種類以下」を使っている企業が31.3%で、「10~49種類」を使っている企業が22.9%、「50~99種類」を使っている企業が11.6%と、企業全体のSaaS利用は拡大しています。企業規模とSaaS利用
企業規模別にみて、1~49人規模の企業では「10種類未満」が62.1%とまだ導入が限定的です。しかし、50~299人の中堅企業になると「10~49種類」が33.3%、「50~99種類」が9.9%と利用が一気に拡大しています。1,000人以上の大企業では、「100種類以上」が9.5%、「300種類以上も2.3%と、ヘビーユーザー層が存在しています。SaaSアカウントの放置問題
調査によれば「よくある」と「たまにある」を合わせると58.4%の職場で、未使用アカウントが何らかの形で放置されている状況が見られます。また、アカウント放置の発生状況を管理主体別に見たところ、「現場が管理している」場合に放置が最も多く、現場と管理部門の共同管理では放置リスクが抑えられていることが明らかとなりました。SaaS管理方法
調査結果からは、「管理部門がExcelや社内台帳で管理している」が32.7%と最も多く、次いで「SaaS管理ツールで一元管理している」が21.3%となっています。しかし、「各部門がそれぞれでリスト管理している」が12.8%、「管理方法が定まってなく利用者任せになっている」が7.0%と、まだ管理の統一性が確保されていない事態も確認されています。まとめ
『デジタル化の窓口』の調査より、SaaS活用の現状と今後の課題が詳しく明らかになりました。SaaSが今後も業務の基盤となり続ける中で、その運用・管理の仕組み作り、つまり利便性と統制性の両立が求められると言えます。関連リンク:『デジタル化の窓口』公式サイト:https://digi-mado.jp/
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関連リンク:調査元記事URL:https://digi-mado.jp/article/110781/
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