伊良湖水道タチウオ釣りで28本キャッチ【愛知・七福丸】天秤とテンヤどちらも連発!
伊良湖水道タチウオ釣りで28本キャッチ【愛知・七福丸】天秤とテンヤどちらも連発!">
伊良湖水道でタチウオ釣り 伊良湖水道は三河湾と伊勢湾をつなぐ潮通しの良い海域で、大小の潮流がぶつかり合う日本有数の好フィールド。水深40〜80mのエリアにタチウオの群れが入り込み、秋から冬にかけて最盛 …

田の稲穂は刈り取られ、静かな野に秋の名残の香が漂う10月5日。伊良湖水道のタチウオを求めて、愛知県知多郡の遊漁船「七福丸」にお世話になり釣行した。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター・HAZEKING)
伊良湖水道でタチウオ釣り
伊良湖水道は三河湾と伊勢湾をつなぐ潮通しの良い海域で、大小の潮流がぶつかり合う日本有数の好フィールド。水深40〜80mのエリアにタチウオの群れが入り込み、秋から冬にかけて最盛期を迎える。

天秤とテンヤで挑戦
船からタチウオを狙う場合、天秤仕掛け、テンヤ仕掛け、ジギングの3釣法が主流。それぞれに特徴があり、今回は数釣りに向く天秤仕掛けと良型狙いのテンヤ仕掛けで挑戦した。
海上は荒れ模様
当日の潮汐は大潮。午前4時満潮、午前10時干潮で、途中に潮止まりを挟む変化のある流れだ。東風5mの予報が出ていたため、勝負は前半と踏んで右舷ミヨシに釣り座を構えた。

ポイント到着直後、海面は荒れ模様。船が大きく上下する中、投入の合図を待っていると、高波で身体が浮き上がり、隣の友人の席に飛ばされてしまうほどの荒天。思わぬアクシデントに一瞬ひやりとしたが、気を取り直して朝マヅメの好機を逃すまいとテンヤでスタートする。

テンヤで指4本級タチウオ連発!
水深は60m。群れは50m付近に反応が出ている。ボトムから2m刻みでストップ&ゴーを繰り返すが、船の揺れでテンションが抜け理想的なアクションを出せない。
そこで電動リールの巻き速を「5」に設定し、テンションを維持しながら探ると、50mでヒット。直後にズシリと伝わる重量感。タチウオ特有の細かい突っ込みにロッドが大きく弧を描く。
高波でラインテンションが不安定になりやすいため、ファイトスピードを「17」に変更。船首が沈み込むタイミングで一気に巻き取り、テンションを切らさずキャッチに成功した。

釣れたのは指4本クラス。朝日に銀鱗がまばゆく輝く美魚だ。荒天の中でもレンジを50m付近に絞り込み、立て続けに良型をキャッチした。

天秤に変更で再度連発!
やがて潮止まりに入り、魚探の反応もまばらに。食い渋り気味となったため、天秤仕掛けに切り替えて数釣りへとシフト。

波も落ち着き、43m付近をストップ&ゴーで探るとアタリが連発。活性が低いためか巻き上げ中ではなく、静止時に口を使う傾向だ。
エサを2本掛けにしてアピールを強化し、ステイで待つと竿先がわずかに入る。アタリを見極め、大きく竿が曲がった瞬間に合わせを入れる。下へ突っ込む強烈な抵抗をリールファイトでいなし、銀色の魚体を浮かせた。
上がってきたのは指3.5本クラス。背ビレを揺らし、光の粒を背に散らす姿はまさに「銀の剣」。

渋いながらもヒットパターンを掴むと、その後は連発。手返しよく入れ食いを楽しみ、クーラーはあっという間に満たされた。
最終釣果は28本
今回は伊良湖水道のタチウオを求めて「七福丸」にお世話になり釣行。結果、指4本クラスを筆頭に28本をキャッチした。テンヤでは指3.5〜4本級、天秤では指3〜3.5本級が中心。

テンヤの場合は小型のアタックでエサが崩れやすいので、イワシやサンマの切り身を塩で締めて硬く仕上げるとエサ持ちが良くなるのでおすすめだ。

荒天でも魚影の濃さはさすが伊良湖水道。ベストシーズン真っ盛りのタチウオ釣りは良型狙いも数釣りも楽しめる最高のタイミングだ。
秋の陽光を浴びて輝く銀鱗との駆け引きを、ぜひ堪能してほしい。

<HAZEKING/TSURINEWSライター>
記事提供元:TSURINEWS
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。