「あなたがいると会社の雰囲気が悪くなる」と告げられ… 『令和の虎』運営会社の元社長が突然の解任の経緯を語る
10月14日、株式会社モノリスジャパンの元取締役社長で実業家の「ズッキー」こと「鈴木康一」(登録者数6170人)が「このたびの解任経緯について」と題する動画を公開しました。
モノリスジャパンを突然退職 退職理由は不明
モノリスジャパンはビジネスリアリティー番組「令和の虎」(登録者数150万人)を運営する企業で、鈴木氏も様々な形で番組を支えてきました。しかし8月1日、故・岩井良明氏の妻で同社代表取締役の岩井詠子氏が動画に出演し、鈴木氏の退職を伝えました。退職の理由は自分との「経営運営方針の違い」だと説明しましたが、視聴者からは「本質については何も話されていない」といった声が上がりました。鈴木氏もXでこの件に言及したものの、モノリスジャパンを退職させられた明確な理由は自身でもわからないとしていました。
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14日に動画を公開した鈴木氏は、モノリスジャパン退職後に連絡をくれた人たちに対して感謝を伝えます。そして、退職理由についての「あらぬ憶測やまことしやかな噂」について、「きちんと自分の口から説明をさせていただきたく動画を撮らせていただいている」と切り出しました。
2011年にモノリスジャパンに入社し、取締役員を経て最後の1年は取締役社長を務めた鈴木氏。「令和の虎」には前身の「就活の虎」チャンネル立ち上げから関わっており、岩井氏と秘書と3人で「手を取り合いながらやってきた」と振り返ります。岩井氏が亡くなって以降も「私なりに彼が守ってきたこの令和の虎というものを守り続けて、そして発展させていくためにできる限りのことをしてきたという自負はあります」と語ります。
「あなたがいると会社の雰囲気が悪くなる」
退社が決まる2週間前の6月中旬、鈴木氏はある関係者から「ズッキーさん、ちょっと今良くない噂が流れていてこのままだとやばいです」「なんとか動いたほうがいいです」との抽象的な忠告を受けたそう。「青天の霹靂」だったという鈴木氏が複数の関係者から内容を聞くと、「全く自分の身に覚えがない噂」「非常に僕自身の名誉が傷つけられるような噂」だったといいます。そして、その噂を理由にして鈴木氏に近しい運営メンバーが令和の虎から外され、新体制のメンバーが迎え入れられていたのだとか。一部の関係者は「ズッキーと話をしたほうがいいんじゃないか」と進言をしたものの、詠子氏は「今鈴木氏と話すことは何もない」と言って取り合わなかったとのこと。
そして退社の1週間前、鈴木氏は詠子氏と直接話す機会があり、“あらぬ噂”や新体制の件について尋ねたのだとか。噂について詠子氏は「そんなことあるわけないじゃない」などと否定したものの、新体制については「今は何も言えない」「来週を待って」とはぐらかされてしまったそうです。このとき鈴木氏は「この計画っていうのは本当に進められていて、来週自分には“Xデー”という日が来る」ことを悟ったと述べます。
そして7月3日、鈴木氏はオフィスに来た詠子氏に「あなたがいると会社の雰囲気が悪くなるので社長を降りてください」と突然告げられたと説明。「降りる」とは「退職」を意味していたと続けます。鈴木氏は、詠子氏が社歴の浅い社員や退職を考えている社員と仲良くしている場面を頻繁に見かけており、「偏った声をとっているんだろうな」と推察。「会社にはやる気がある人間がいて、やる気がある人間と僕はこの事業を推進していく中でその子たちはきちんと賞賛する」「一方でやる気がない、やる気を失ってしまった人間たちに対してはきちんと発破がけをしなくてはいけないポジションなんです」「そちら側の声だけを拾って『雰囲気が悪い』と言われてもそれは納得することができない」と反論します。詠子氏は手にしていた辞任届を差し出し「ここのところに署名をしてください」と要求。「自分にも弁護士がいるんで、その書面を持ち帰らせてください」と鈴木氏は頼みますが、「いや絶対にこれは渡せない」と詠子氏に拒否され、そこで話し合いは終わったと振り返ります。
「自分も自分なりの正義を通して主張すべきことを主張していかなくては、次に進むことに対して後悔が生じる」
鈴木氏はその後について、「彼女は100%株主なので、一人株主総会を開いて解任の決議をした」のではないかと推測。「何が自分の解任理由になってるのかは全く理解もできていません」「詠子代表が言っていること、そして噂として流されていることにも大きな違いがあります」と改めて強調します。解任されたことから会社に戻ることは考えておらず、「次の未来に進んでいこう」との思いから特段この件について発信するつもりはなかったのだとか。しかし、現在もあらぬ噂を流されていることを耳にし「自分も自分なりの正義を通して主張すべきことを主張していかなくては、次に進むことに対して後悔が生じる」との思いが強くなったと述べます。
「自分の正義」を主張するために現在準備中とのことで、「自分の名誉を回復しに、あるところへ向かっている」と予告するシーンで動画は終えています。
鈴木氏はXでもこの件に言及しており、一連の件について証拠を捜査機関に提出していたことを明かしています。また、「こちらの投稿は多くの虎の方々には関係のないことですので、この件で虎の方々のSNSに見解を求めるなどはご迷惑となるのでお控えいただけると幸いです」とも呼びかけています。

7月3日の解任の経緯について。
ある程度ご説明できるタイミングが来たので久しぶりに投稿をさせていただきます。さて、一見無邪気に見える身勝手な言葉や風評はときに人の人生を壊してしまいます。…
— ズッキー (@KoichiSuzuki8) October 14, 2025
記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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