iPhone 17シリーズ&Air&16シリーズのバッテリー耐久テストを実施!果たして結果は?<みずおじさん>
今回はiPhone 17/17 Pro/17 Pro Max/Air、そして16/16e/16 Pro Maxの7機種でバッテリー耐久テストを行います。実は、すでに『Webアクアリウム』を使用した“高負荷状態”でもテストしていますが、今回はこれを外し、適応型電力制御はすべてオフにした「通常処理」状態でテストしてみました。果たして、どれが一番になるのでしょうか?

今回は「通常処理版」でのバッテリーテストを実施!
iPhoneユーザーは、やはり最新モデルのiPhone 17/17 Pro/17 Pro Max/Airと、旧型16/16e/16 Pro Maxではどの程度バッテリーの持ちが違うのか気になっていると思います。
すでに『Webアクアリウム』を使用した高負荷状態でテストを実施していますが、その結果は意外にも「16 Pro Max」が12時間43分で1位、新型「17 Pro Max」は11時間45分で2位に甘んじています。
また、最新の標準モデル「17」が8時間50分で6位なのに対し、「16」は9時間40分で5位という結果になりました。
これは、高性能であればあるほどバッテリーを消費する『Webアクアリウム』を使用した結果でしたので、今回はこれを外して適応型電力制御はすべてオフにした通常処理でテストしています。その結果は、高負荷テストとは大きく違うものになっています。

通常処理版ではやはり「17 Pro」や「17 Pro Max」が強かった!
それでは、バッテリー耐久テストを開始します。まずは『Instagram』から。検索タブを開き、動画や写真が並ぶおなじみの画面で検証します。
ちなみに、%表示の下にある「〇〇mAh」がバッテリー容量になります。もっとも容量が大きいのは「17 Pro Max」の5,088mAh、もっとも少ないのは「Air」の3,149mAhとなっています。

1時間半が経過したところでは「17 Pro Max」が95%で1位ですが「16 Pro Max」と「17 Pro」は同じくらいの数値ですね。やはり17 Proはかなり優秀です。標準モデルの「16」と「17」の対決は17のほうがやや優っている印象。「16e」も「17」と同じくらいです。

3時間が経過したところで「17 Pro Max」だけが90%。そして、「16」と「Air」が70%台に突入しており、Airのほうが少しバッテリーの減りが速い感じがします。
そして、6時間を超えたところでも「17 Pro Max」だけが70%台をキープして1位。「16」と「Air」が仲良く50%前半。また、「16 Pro Max」と「17 Pro」が69%で同じですが、ここもちょっと面白い対決ですね。

そして、今回は7時間から8時間にかけて『Webアクアリウム』の代わりに、さほど高負荷ではない『ドラゴンクエストX オフライン』を実行しています。
ちなみに、高負荷テストのときは『Webアクアリウム』を実行したあと「17」は10%、「Air」は9%まで落ちてしまいました。
というわけで、8時間経過したところでも17シリーズとAirはまだまだ元気です。高負荷テストでは「17 Pro Max」ですら30%まで落ちたので、やはり『Webアクアリウム』が高負荷過ぎたということでしょう。
ただ、ちょっと恐ろしいのは8時間以上経過したのに、16 Pro Max/17 Pro/17 Pro Maxはまだ50%前後残っているということ。私はいったいいつ寝られるんだろうと、ちょっと不安になっています……。


ちなみに、「17」が対応して話題の「ProMotion」はリフレッシュレートが最大120Hzですが、可変レートなので最小は10Hz以下になるときもあります。これは非常に省電力ですね。
一方の「16e」や「16」はリフレッシュレートが60Hz固定のため、電子書籍やWeb記事を読むときも常に60Hzで動作します。ProMotionの有無は、バッテリー消費に大きく影響することは覚えておきましょう。
そして、11時間31分で「Air」が、11時間40分には「16」が力尽きました。しかし、「17」はまだ10%以上残っていますので、標準モデルの対決で標準的な使い方をすれば、やはり17のほうがバッテリーが持つということが立証されました。

12時間が経過したところでも1位は「17 Pro Max」。なんと30%以上残っています。そして2位は「17 Pro」で24%、 3位は「16 Pro Max」で21%となっています。
13時間8分でついに「16e」が力尽きました。17は16eよりもバッテリーが持っていますね。やはり使い方しだいで、結果は大きく変わるということが分かります。
結局、「17」は14時間6分で力尽きました。高負荷テストでは高負荷処理を1時間実施したので約9時間程度しか持ちませんでしたが、今回はさすがに伸びましたね。あまり重い処理をしないなら、このくらい長く使えます。

15時間経過して残っているのは3台。1位は19%の「17 Pro Max」。2位は8%の「17 Pro」ですが、16 Proからは18%もバッテリーが増量されているので、その効果が出ています。3位は5%の「16 Pro Max」です。
そして、とうとう15時間43分で「16 Pro Max」が力尽きました。17 Pro Maxと17 Proには負けましたが15時間超えは立派な記録。バッテリー搭載容量は16 Pro Maxのほうが多いので、17 Proは排熱処理がうまくいっているのかもしれません。

その「17 Pro」も16時間4分で力尽きました。高負荷テストでも17 Proはとても優秀だったので、やはり新型17のProモデルはかなりおすすめですね。
なお、最後までがんばった「17 Pro Max」は16時間36分で力尽きています。

通常処理版のテスト結果を振り返る!

それでは、今回の通常処理版バッテリーテストの結果をグラフにまとめて確認してみましょう。まず、第7位は11時間31分の「Air」です。
11時間超えは立派な数字なんですが、今回の機種のなかではバッテリー搭載容量がもっとも少ないので、まあ、これは仕方ありません。もっとも、Airで高負荷処理をする人はあまりいないと思うので、11時間以上持てば十分な気もします。
第6位は11時間40分の「16」でした。17が14時間6分も持っているので、やや分が悪い結果となりました。順位的には妥当なところですが、実際の利用時では17とここまでの差はないと思っています。
第5位は13時間8分の「16e」。今回の通常処理テストでは17シリーズがだいぶ伸びましたのでこの順位ですが、バッテリーはかなり持っています。何と言っても唯一10万円を切るモデルでこれだけ持つんですから、コスパが高いことが立証されました。
今回テストしてみて、やはり“SEシリーズの弱点を埋めたのが16eなんだな”と感じています。これまでSEシリーズを使ってきた人には16eがおすすめになります。
そして、4位は14時間6分の「17」で今回は16にも勝ちました。やはり、高負荷処理をしなければ17のバッテリーは持つということですね。もちろん、バッテリー搭載容量も大きいんですが、画面サイズが16より大きいのに勝っているところに価値があると思います。
120Hzで動くなら『原神』とかをやってみたいところですが、その場合は16より持ちが悪いことが前回のテストで立証されています。
第3位は「16 Pro Max」でした。高負荷テストでは12時間超えで1位でしたが今回は3位。それでも15時間43分ですからメチャクチャ持ちますよね。これだけ持てば十分でしょう。
第2位は「17 Pro」ですが、16時間超えは本当に立派な数字。16 Pro Maxより伸びたのは、おそらく冷却機能の「ベイパーチャンバー」がうまく働いて安定して動かせた結果だと思いますね。
そして、1位は16時間36分の「17 Pro Max」でした。やっぱり最新のPro Maxは強かった! 高負荷テストでは高負荷をかけ過ぎて16 Pro Maxに負けましたが、それは高性能である証でもあります。快適に遊べる代わりにバッテリーの持ちはやや悪くなるということでしょう。
まあ、このあたりはゲーム内設定でも変更可能なため、バッテリーの持ち優先の場合はパフォーマンスを下げて遊ぶこともできます。“いや、16 Pro Maxより快適に遊びたいんだ!”という人は処理性能をフルに使って17 Pro Maxのパワーを堪能しましょう。
まとめ
いかがでしょうか? 今回は通常処理でのバッテリーテストを行いました。高負荷状態でもテストしたことによって、かなり面白い結果が得られたのではないかと思います。
両方のテストを比較するとなかなか面白いので、ぜひ、高負荷テストのほうもチェックしてみてください、
●【高負荷版】耐久テスト→こちら
※サムネイル画像は(Image:筆者YouTubeチャンネルより)
記事提供元:スマホライフPLUS
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