日本ツアー初戦を地元で迎える古江彩佳 得意の“秋”到来で目指す今季初V
<日本女子オープン 事前情報◇1日◇チェリーヒルズゴルフクラブ(兵庫県)◇6616ヤード・パー72>
米ツアー参戦4年目の古江彩佳が今季の国内初戦に臨む。アマチュア時代も含め、3年連続9度目の出場となる「日本女子オープン」。9月24日に帰国し、週明けの29日に1ラウンドし、前日はプロアマ大会に出場、この日も1ラウンドの最終調整を行った。開幕前日。取材に応じ、開口一番のセリフはいつもと同じだったが、精力的にこなした異例の54ホールが気合の表れだった。
「調子はボチボチかなと思います。試合に出られる権利があったし、地元開催なので出たいと思っていました。知らないコースだと2ラウンドはしたいけど、知っているコースでは多いかな。コースのなかで、ティショットの感覚とか、しっかり確認したいこともあって、多めだったと思います」
ジュニアのときに試合などで回ったことがあるコース。今週は神戸市内の実家から“通勤”する。米ツアーは昨年の「エビアン選手権」でメジャーを果たした。だが、7勝している日本ツアーのメジャー制覇はまだない。日本女子オープンは昨年の4位が最高。予選落ちは一度もなしと、抜群の安定度はさすがだが、そろそろ日本でもビッグタイトルがほしいところだ。
「グリーンが柔らかいので、しっかり突っ込んでいければスコアは伸びると思う。状態はだいぶ戻ってきているとは思うけど、まず自分の状態を見つけて、自信を持っていくことがベスト。メジャーというのは特に意識していない」
バーディ合戦の予想のなか、「毎日60台」を目標に設定した。滝川二高を卒業した2019年10月の「富士通レディース」の史上7人目のアマチュア優勝も含め、9月に1勝、10月に3勝、11月に3勝を挙げている。“秋女”の季節が到来。「そうですね。フフフッ」とニヤッ笑って、狙うは今季初V。米ツアーのポイントランキングは22位につけているが、トップ10入りが3回で優勝はなし。まずは日本で実りの秋を収穫したい。(文・臼杵孝志)
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