ファン向けには作られていなかった? 本当の制作意図とは? 映画「レッド・ツェッペリン:ビカミング」
イチオシスト
メンバーが初めて公認した奇跡のドキュメンタリー「レッド・ツェッペリン:ビカミング」が、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて大ヒット公開中。この度、監督、プロデューサー、ジミー・ペイジが本作の制作意図を語ったコメントを紹介する。
この映画を誰に向けて作ったのかという質問に対し、バーナード・マクマホン監督は「この映画は、自分の人生で何をしたいかをちょうど考えているティーンエイジャーのために作りました。野心的な目標にどのように取り組むか、磨くべきスキル、自分の中に見つけるべき決意と目的、そして他人と協力する力を示しています。私は、その世代に響く洞察、アイデア、アプローチを提供できる映画を作りたかったのです。この映画は、それが音楽であれ、その他の野心であれ、それを実現する道筋を示してくれるはずです」と述べる。
また、本作の脚本とプロデュースを務めたアリソン・マクガーティは本作を制作した理由について、「レッド・ツェッペリンの仕事の姿勢そのものが、人生における一つの教訓になると感じたからです。誰であっても、自分の技術に真摯に向き合い、諦めずに努力を重ねていけば、夢は必ず叶う。彼らの姿は、まさにそれを体現していました。私たちは、映画を通じて常に高い目的意識を持ちたいと考えてきました。そしてこの物語には、世界中の若い世代、男性も女性も、子どもたちにも強いインスピレーションを与える力があると確信しています。努力を惜しまなければ、自分の夢は必ず現実になる、というメッセージを伝えたかったのです」と語る。
ジミー・ペイジも「自分の中に人と違うものがあれば、その才能を信じて伸ばす努力をするべきだ。目標に本当に忠実であり続ければ夢は実現できるはず。自分の体験からそう信じてる」と述べている。
長年のファンは勿論のこと、ツェッペリンを殆ど聞いたことがないという人、そしてこれからどのように生きるのかを模索している若者にも響く要素が満載だ。
「レッド・ツェッペリン:ビカミング」
TOHOシネマズ 日比谷ほか全国の劇場及びIMAX®劇場で大ヒット公開中。
2025年/イギリス・アメリカ/122分
監督・脚本:バーナード・マクマホン
共同脚本:アリソン・マクガーティ
撮影:バーン・モーエン
編集:ダン・ギトリン
出演:ジミー・ペイジ ジョン・ポール・ジョーンズ ジョン・ボーナム ロバート・プラント
配給:ポニーキャニオン 提供:東北新社/ポニーキャニオン
©2025 PARADISE PICTURES LTD.
公式サイト:https://ZEP-movie.com
記事提供元:キネマ旬報WEB
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
