最新アイアンで、操作性と弾道の高さを軸に性能早見表を作ってみた!【41モデル試打比較】
今年の秋は、人気メーカーから続々と新アイアンが登場。そこで今回は、最新41モデルを集め、性能早見表を作成した。
ギアに精通するプロゴルファー、市原建彦に41モデルを試打してもらい、操作性をヨコ軸、弾道の高さをタテ軸に分類した。
表の右上に位置するのは、オートマチックに打てて高弾道が打てるモデル。ブレード長79mm以上、ロフト角25~30度の【Dタイプ:飛び系】が多い。『ゼクシオプライム』『X FORGED MAX STAR』『PRGR03』などが該当する。
一方、表の左下に位置するのは、ブレード長78mm以下、ロフト角31度以上の【Bタイプ:アスリート型】。重心距離が短く操作性が高いことに加え、ロフトがある分スピン性能が高い点も評価されている。『241CB』『ミズノプロ S-3』『スリクソン ZXi7』『C05TP』などが該当する。
最近、売れ筋ランキング上位を占めているのが、表の中央ゾーンに位置する【Aタイプ:バランス型】。ブレード長78~81mm、ロフト角28~30度のモデルで、シャープな顔ながら飛距離も出やすい。軟鉄鍛造による柔らかい打感に加え、球が上がりやすい“ちょいやさしい軟鉄”として人気を集めている。『i240』『T250』『ZXi5』『P8CB』などがその代表例だ。
「今のアスリートモデルは球が上がりやすく、ミスヒットにも強い。女子プロのヘッドスピードでも十分に使いこなせます。女子プロとアマチュア男性のヘッドスピードはほぼ同じなので、アマチュアでも扱いやすいモデルが増えています。飛距離が伸びているのが特徴ですね」(市原)
以下にブレード長とロフト角を基準とした最新41モデルの分類を示す。まずは性能早見表を参考に、自分に合うアイアンを見つけてほしい。
★試打リスト
【Aタイプ:バランス型】
ブレード長 78-81mm ロフト角 28-30度
テーラーメイド:P8CB
テーラーメイド:P790
キャロウェイ:X FORGED MAX
ピン:i240
タイトリスト:T250
ダンロップ:スリクソン ZXi5
ミズノ:ミズノプロ M-13
ミズノ:GH-251 FORGED
ブリヂストン:258CBP
ブリヂストン:242CB+
本間ゴルフ:T//WORLD Vx
フォーティーン:TB-5 FORGED
【Bタイプ:アスリート型】
ブレード長 78mm以下 ロフト角 31度以上
テーラーメイド:P7CB
テーラーメイド:P770
タイトリスト:T100
タイトリスト:T150
ダンロップ:スリクソン ZXi7
ミズノ:ミズノプロ S-1
ミズノ:ミズノプロ S-3
ブリヂストン:241CB
本間ゴルフ::T//WORLD TOUR V
コブラ:KING TEC
ヨネックス:EZONE CB302 グラファイトハイブリッド鍛造
プロトコンセプト:C05TP
【Cタイプ:アベレージ型】
ブレード長 80mm以上 ロフト角 28-30度
キャロウェイ:エリート
キャロウェイ:エリートX
ピン:G440
ダンロップ:スリクソン ZXi4
ミズノ:ミズノプロ M-15
本間ゴルフ:T//WORLD Px
プロギア:PRGR04
コブラ:DS-ADAPT MAX
プロトコンセプト:C07PC
【Dタイプ:飛び系】
ブレード長 79mm以上 ロフト角25-30度
キャロウェイ:X FORGED MAX STAR
タイトリスト:T350
ダンロップ:ゼクシオプライム
ヤマハ:インプレス ドライブスターTYPE/D
ヤマハ:インプレス ドライブスターTYPE/S
本間ゴルフ:T//WORLD Hx
プロギア:PRGR03
コブラ:DS-ADAPT
■解説・試打 市原建彦
いちはら・たつひこ/ 1978年生まれ、神奈川県出身。1996年に世界ジュニアで優勝して、翌年プロ転向。2006年の「アサヒ緑健よみうり・麻生飯塚メモリアルオープン」でツアー初優勝を挙げている。
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