資産形成はネットで学ぶのが当たり前?投資家の6割が検索で情報収集
老後資金やライフイベントへの備えのために、投資を行う人も多いのではないでしょうか。今回は、「お金に関する意識や行動とICT利用の関係」の調査結果と、「投資の状況や資産形成に関する学習経験」の分析結果をご紹介します。

10代~70代の約4割が投資をしている! そのうち半数は投資歴5年未満

モバイル社会研究所では、全国の15~79歳男女7371人を対象に「お金に関する意識や行動とICT利用の関係」を調査しました。そしてその調査結果から、「投資の状況や資産形成に関する学習経験」についても分析しています。
まず「金銭的な投資の実態」を調査すると、全体の約4割(39%)が投資をしていることが明らかに。性別・年代別に見ると、男性のほうが投資している割合が各年代で高くなっており、特に30代と60代で投資する人が多くなっています。

続いて、10代から70代のうち投資をしている人を対象に、投資年数について調査。その結果、投資をしている人のうち、39%が『10年以上』、61%が『5年未満』の投資歴であることがわかりました。
男女ともに年齢が高くなるほど長い期間投資をしており、特に70代男性の8割が10年以上投資していることが明らかになっています。
投資をしている人の約9割が「資産形成」に関する学習経験あり

投資の有無によるお金の知識や資産形成に関する情報収集および学習経験の違いを調査すると、投資をしている人のほうがお金や資産形成に関する情報収集や学習をおこなっている割合が高いことが明らかになりました。
投資をしていない人の学習経験は55%であるのに対し、投資をしている人は87%が学習しているようです。

そこで投資を行っている人の学習方法を見てみると、「インターネットで調べた(57%)」「本を読んだ(34%)」「動画を見た(YouTube等)(33%)」といった回答が多い結果となりました。
また、「学校で学んだ」という回答は、投資の有無にかかわらず同程度の割合に。金融経済教育の内容が拡充されていることが要因だと考えられます。
本調査から、10代~70代の約4割が投資をしていることが判明しました。現在、投資はインターネットや本、動画などさまざまな媒体で学ぶことができます。それに加え、学校でも学べるようになってきていることから、今後は、さらに多くの人が投資を始めると予想されます。
出典:【モバイル社会研究所】
※サムネイル画像(Image:BongkarnGraphic / Shutterstock.com)※画像は一部編集部で加工しています
記事提供元:スマホライフPLUS
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