山崎育三郎「エリザベート」2025年再演でトート役復帰、過去の悔しさを胸に挑戦

俳優で歌手の山崎育三郎(39)が9月21日、自身のInstagramを更新し、2025年新生「エリザベート」に再びトート役として出演することを発表した。
山崎は「2020年、2022年、最後まで走り抜くことが出来ず、悔しい思いをしました。あの日からずっと、もう一度この役を生きたいと願っていました」と心境を明かし、待望の舞台復帰に向けて決意を語った。
「エリザベート」はウィーン初演以来、世界各国で愛され続けている人気ミュージカルで、日本でも屈指の集客力を誇る作品だ。ハプスブルク最後の皇后エリザベートと、死を象徴する黄泉の帝王トートの愛と運命を描いた壮大な物語は、圧倒的な音楽と演出で観客を魅了し続けている。
その中でもトート役は作品の象徴的な存在であり、キャストにとって大きな挑戦の場となる。
山崎は「“死”という存在を通して、生きることの意味や愛の深さを届けられるよう、全力で挑みます」と語り、作品に込める強い思いを吐露した。
過去2度の公演で最後まで舞台に立ち続けることができなかった悔しさを経て、今回の出演には特別な決意が込められている。ファンにとっても、彼が再びトート役を演じる姿は待ち望んでいた瞬間となる。
公演は2025年12月から2026年1月にかけて全国3都市で予定されている。北海道公演は札幌文化芸術劇場hitaruで12月9日から18日まで、大阪公演は梅田芸術劇場メインホールで12月29日から翌年1月10日まで、そして福岡公演は博多座で1月19日から31日まで上演される。
各地で熱い舞台が繰り広げられることは間違いなく、すでに観劇を心待ちにする声がSNSで多数寄せられている。
Instagramには「おかえりなさい」「絶対に観に行きます」「育三郎さんのトートをまた見られるなんて嬉しい」といったファンのコメントが殺到。
特に過去の公演で悔しさをにじませていたことを知るファンからは、今回の復帰に対して「今度こそ最後まで駆け抜けてほしい」とエールが送られている。
山崎は俳優として数々の舞台に出演し、テレビドラマや音楽活動でも幅広く活躍してきた。その中で「エリザベート」のトート役は彼のキャリアの中でも象徴的な存在であり、再び挑戦できることは大きな意味を持つ。
今回の新生「エリザベート」では、新ビジュアルも公開されており、これまで以上に深みのある役作りが期待されている。
2025年から2026年にかけての公演は、多くの観客にとって忘れられない舞台体験になるだろう。山崎がどのようにトートを表現し、観客に「生きることの意味」を問いかけるのか注目が集まる。
ミュージカルファンにとっても、この公演は見逃せない一大イベントとなりそうだ。
記事提供元:デイリーニュースオンライン
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。