大炎上のヒカル、登録者減少は過去最速ペースか これまでのトップYouTuberの炎上と比較
「ヒカル」(登録者数496万人)の登録者の減少が止まりません。
14日夜に公開した動画で、ヒカルは妻の「進撃のノア」(同94万人)との“オープン・マリッジ”を宣言。これに視聴者からの批判が殺到して炎上状態となりました。動画公開前まで507万人いたチャンネル登録者は現時点で496万人と、わずか1日で12万人(記事執筆時点)も減少する事態となっています。
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過去の大炎上と比べてみると
今回は、これがどの程度のインパクトのあることなのか、過去に炎上で登録者数を減らしたトップYouTuberと比べてみます。
2023年6月、「平成フラミンゴ」(登録者数369万人)が「コムドット」(同411万人)のプロデュースするイベントへの出演を取りやめると発表。これに対し、コムドットのリーダー・やまとが攻撃的な警告ツイートを投稿し、コムドットは大炎上しました。炎上前に416万人いた登録者は、およそ2週間で10万人減少。それから1年間登録者は減り続け、最終的には37万人減少しました。炎上から2年経った現在も登録者は411万人で、まだピーク時の人数まで回復できていません。
2020年10月、「水溜りボンド」(登録数409万人)は、自身が出演するイベントのチケットが即日完売しなかったことを受け「めちゃくちゃ悔しい」と語ったところ大炎上。さらに2021年6月のコロナ禍中には、メンバーのトミーが運営する飲食店内で深夜にどんちゃん騒ぎをしたと報じられて大炎上(YouTuber31人飲み会)しました。登録者は2年近くにわたって減り続け、438万人→400万人と38万人も減少。すでに炎上から5年経っていますが、登録者は現在も409万人にとどまっています。
2023年2月、「スカイピース」(登録者数441万人)のテオくんは、インフルエンサーの「加藤乃愛」(同50万人)との交際を発表。その際、テオくんは「ファンよりも彼女の気持ちを取ってあげたい」と発言し、ファンの反発を招きました。登録者は2年半経った現在も減り続けており、ピーク時の482万からの減少数は合計41万人に達しています。
このように、一度大炎上して登録者が減ると、なかなか戻せないのがYouTubeの世界です。そんな中で、短期間で見事に復活を遂げた少ない例が、今回炎上しているヒカルでした。
ヒカルは2017年8月、フィンテックサービス「VALU」をめぐる騒動で大炎上しました。VALUは個人の信用を株に見立てて取引ができるサービスで、当時大きな注目を集めており、ヒカルも参入して「株式公開」しました。その後自身のVA(≒VALU内における株)が高騰したタイミングですべてを売却。これにより数千万円の利益を得たとされる一方で、多くの利用者が大きな損失を被ることになったため、批判が殺到しました。
この騒動で、ヒカルは登録者を50万人減らして3カ月間活動を休止。その後、約1年をかけて元の登録者数に戻しました。
登録者減少は、過去最速ペースか
ここで取り上げたYouTubeチャンネルの減少を比較したのが以下のグラフです。炎上前日を起点として100日後まで推移を示しています。
これを見てみると、減少の勢い・量ともに最も激しかったのが2017年のヒカルということがわかります。また、今回のヒカルの炎上はまだ1日しか経過していませんが、8年前の炎上と同レベルということもわかります。
2023年のコムドットの大炎上と登録者の激減は当時YouTube界で大きな話題となりましたが、それでも10万人減らすのに約2週間かかっていました。今回のヒカルは1日で12万人も減少(現時点)しており、日本のYouTube史に残る大炎上ということになりそうです。
ヒカルは、最近では、炎上したYouTuberを自身のチャンネルに招いて対談することで炎上を鎮火させ、「消防士」というあだ名もついていました。果たして今回の炎上を火消しして、8年前のように巻き返すことができるのか、今後の動きに注目です。
※2017年のヒカルは“解除祭り”が呼びかけられていた日の前日、2017年8月30日を起点としています。
※2025年のヒカルは11万人減少時点のデータ
記事提供元:YouTubeニュース | ユーチュラ
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