「10万円以下のスマホ」はどれを選ぶべき? 性能・コスパに優れたミドルクラスの端末3選
スマートフォンを選ぶとき、ハイエンドモデルは魅力的なスペックを備えていますが、10万円を超える価格では手が出しにくいと感じる人も多いでしょう。一方で、1万円や2万円台のエントリーモデルは価格が安いものの、日常使いで物足りなさを感じる場合があります。
そこで注目したいのが、ミドルクラスの端末です。
ミドルクラスの端末とは、具体的には価格が4万円から9万円程度で、性能とコストパフォーマンスのバランスが取れたモデルです。これらは、日常のアプリ操作から写真撮影、動画視聴まで、十分なパフォーマンスを発揮します。

この記事では、2025年9月時点で10万円以下のミドルレンジスマホの中から、性能とコスパに優れた3機種を厳選して紹介します。選定基準は、プロセッサーの処理速度、カメラの画質、バッテリー持ち、ディスプレイのクオリティを考慮しつつ、価格対性能比が高いものを選びました。どれもSIMフリー対応で、日本で入手しやすく、長期使用に耐えうる耐久性があります。
【1】Google Pixel 9a – カメラとAI機能の王道ミドル

Google Pixelシリーズのミドルレンジモデルとして、Pixel 9aは定番モデルです(2025年9月現在)。実売価格は約7万9,900円からと、手頃な価格帯で上位フラッグシップに近い体験を提供します。プロセッサーはTensor G4を搭載し、日常のマルチタスクや軽いゲームもスムーズにこなせます。
メモリは8GB、ストレージは128GBまたは256GBから選べ、拡張不可ですが、十分な容量と言えるでしょう。
ディスプレイは6.1インチのOLEDで、120Hzのリフレッシュレートをサポート。滑らかなスクロールと鮮やかな色再現が魅力で、動画視聴やSNS利用にも最適です。バッテリー容量は5100mAhと大容量で、1日中持つ耐久性があります。急速充電対応で、30分で50%以上の充電が可能。
最大の売りはカメラ性能です。メインカメラは48MPの広角レンズ、補助に13MPの超広角を備え、GoogleのAI処理により、自然な色合いとシャープな写真が撮れます。夜景モードやポートレート機能も優秀で、プロ並みの仕上がりを低価格で実現。動画撮影も4K/60fps対応です。
コスパの観点では、Pixelシリーズのソフトウェア更新が7年間保証される点も大きいと言えるでしょう。ハイエンドのPixel 9 Proと比べてスペックは控えめですが、価格が半分以下で同等のカメラ品質を楽しめるため、写真好きやシンプルに使いたい人に最適。10万円以内でこれだけのバランスは、他に類を見ません。
【2】Samsung Galaxy A36 5G – 多機能で長持ちする万能選手

Galaxy A36 5Gは、最新のSnapdragon 6 Gen 3を採用し、メールや資料閲覧、Web会議などのビジネス用途から、ライトなゲームプレイまで安定してこなせる性能を備えています。
6.7インチのSuper AMOLEDディスプレイは120Hz駆動に対応し、動画視聴やSNSのスクロールも滑らかそのもの。カメラは50MP広角、8MP超広角、5MPマクロのトリプル構成で、風景から料理のアップ撮影、被写体に近づいたマクロ撮影まで幅広いシーンで高精細な一枚を残せます。5000mAhの大容量バッテリーは45W急速充電に対応し、一日中安心して使えるうえ、短時間でパワーを回復可能。IP67等級の防水防塵やおサイフケータイ対応など、日常のあらゆるシーンで役立つ機能も充実しています。
さらに最大6年間のソフトウェアサポート付きで、買い替えサイクルを延ばしながら最新OSとセキュリティアップデートを享受できる点も見逃せません。実売価格は約50,490円~とミドルレンジながら高い品質を誇り、限られた予算でも性能を妥協したくないコスパ重視派におすすめの一台です。
【3】Sharp AQUOS sense9 – 軽量・省エネの実用派

AQUOS sense9は、シャープ製のミドルレンジスマホで、約5万1,000円からとコスパに優れます。プロセッサーはSnapdragon 7s Gen 2で、効率的な処理を実現。日常使いから中程度のゲームまで、ストレスなく動作します。メモリ6GB/8GB、ストレージ128GBで、microSDにも対応。ディスプレイは6.1インチのIGZO OLEDで、省エネ性能が特長。120Hz駆動ながら、バッテリー消費を抑え、明るさ調整が細かく快適。解像度はフルHD+で、目に優しいブルーライトカット機能付きです。バッテリーは5000mAhと大容量ですが、機種重量わずか166gと軽量。長時間持ち運びやすいです。カメラは約5030万画素のデュアル構成です。AIシーン認識機能に強みがあり、撮影した写真を自動調整し、食べ物や風景を美しく撮ることが可能です。
動画は4K対応。防水防塵IP68等級で、お風呂場や雨天使用に強いです。
またおサイフケータイ対応であるのも嬉しい点であり、従来通りのキャッシュレス決済がスムーズです。更新サポートも3年間と十分です。軽さと耐久性を求めるビジネスユーザーや、シンプルに使いたい人にぴったり。
価格が5万円台でこれだけの機能は、ミドルクラスの入門として優秀です。
3機種の比較表
以下の表からわかるように、Pixel 9aはカメラと長期サポートで優位、Galaxy A36 5Gは多機能と拡張性、AQUOS sense9は軽さと省エネが特徴。どれも10万円以下で、ハイエンドの半分以下の価格で満足度の高い性能です。

ミドルクラスのスマホは、性能を妥協せずに予算を抑えられるのが魅力。写真やAIを重視するならPixel 9a、動画やカスタムを楽しむならGalaxy A36 5G、日常の持ち運びやすさを求めるならAQUOS sense9をおすすめします。購入時は、キャリアの割引やSIMフリーの相性を確認しましょう。
記事提供元:スマホライフPLUS
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