「心を閉ざす雀が切ない…」「慶司の最後の一言に泣けた…」最終回予告に反響も!「40までにしたい10のこと」
十条 雀(風間俊介)と田中慶司(庄司浩平)が織りなす、歳の差オフィスラブもいよいよ佳境に! 相手を想うがあまり、すれ違う2人…。第10話(9月5日放送)では、慶司の存在を強く意識しながらも、彼の将来を考え、距離を置こうとする雀に、SNSでは「相手の人生を負う覚悟…考えさせられる神回」「見たら感情がぐちゃぐちゃ」との声が。
【動画】心を閉ざす雀、想いをぶつける慶司…「40までにしたい10のこと」第11話
そして迎えた第11話。駅で待ち伏せしていた慶司を、「俺は自分のことを何も分かっていなかった。だから、会社以外ではもう会わない」と拒絶した雀。
翌朝、職場で慶司が雀に声をかけても、当然ながら返ってくるのは「おはよう」というそっけない返事…。ため息をつく慶司の隣では、恋人との距離に悩む同僚・田中 颯(平井亜門)が、同じくため息をついていた。

昼休み、田中は慶司に「彼女が素っ気なさすぎる」とぼやく。田中は彼女と会えない日が続き、まだ関係も進展していないことに不安を募らせていた。
慶司が「聞いてみれば? 直球で」と助言すると、田中はふと真顔になり、「お前、もしかして…まだ怒ってるの?」と切り出す。
その言葉の裏には、第9話での出来事が。リストの一つ「千疋屋のパフェ」に挑戦しに出かけた雀と慶司は、偶然、田中と鉢合わせしてしまう。
「付き合っているのでは?」と怪しむ田中に「もし俺がそうだとしても、十条さんはないわ」と口にする慶司。しかし、この不用意な一言が雀の胸を刺し、それ以来、2人の間には微妙な距離感が続いていた。

週末、慶司は大学時代の先輩・佐久間(青木 瞭)に誘われて、久々にスカッシュへ。
仲間と笑い合いながらも、心の奥では雀と過ごす休日を諦めきれない。
一方の雀も、久しぶりに予定がない休日を迎えるが、思い出すのは、慶司と一緒に作った“たこ焼き”の記憶。残った材料でお好み焼き風の一皿を作るが、「美味しい… 一人なんて慣れてるのに…」とつぶやきながらも、胸の奥にはぽっかりと穴が開いていた。
“自分の想いから逃げてはいけない”と悟った慶司は、デパ地下のケーキを持って雀の部屋へ。「リスト、まだ終わっていませんよね。ちゃんと話したいんです」と真っすぐな想いをぶつける慶司。背を向ける雀に、慶司は静かに言葉を重ねる。
「俺、もう後悔したくないんです。初めて先を望める人を好きになれた。もう誰にも壊されたくない」。
それでも雀は視線を合わせず、「俺、お前といると楽しくて…年齢とか立場とかぜーんぶ忘れて…舞い上がってたんだよな」とこぼす。
慶司はなんとか頑なな心を解きほぐそうとするが、「嫌なんだよ! このままじゃ、お前が作り上げたものを全部壊しちまう…それが嫌なんだよ」「俺は、お前みたいにうまく立ち回れないし、乗り越えられない…お前の未来を背負う覚悟なんかないんだよ」と、さらに心を閉ざしてしまう雀。
慶司は雀の肩を揺さぶり、「覚悟なんて…覚悟なんて必要ないでしょ? 俺は雀さんと一緒にいられればそれでいいのに…」と涙声で懇願するが、雀は「ここまでにしよう」と静かに告げるのだった。
部屋に一人残された雀は、カップラーメンをすすりながら一筋の涙をこぼす。自嘲気味の笑みには、孤独に慣れた男の悲哀が滲んでいた。
雀を演じる演技派・風間の視線や間合い、言葉を飲み込むわずかな呼吸までが切なさを誘い、庄司も、どうにもならない年下部下の葛藤を震える声に滲ませ、SNSでは「心を閉ざす雀さん、切なすぎて苦しい…」「慶司のつらい過去…ラストの庄司さんの演技が天才」との声が。
第12話(最終回)の予告では、雀が全力疾走、そして号泣…リストを消そうとする決意の表情が切り取られ、「幸せだよ…」という優しい声も。
長く続いたすれ違いの末、2人はどんな結末を迎えるのか――。
(文/斉藤和美)
記事提供元:テレ東プラス
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