平均飛距離6ヤードアップ 安田祐香が飛距離が伸びても安定感抜群な理由は左足にあった!【プロコーチが解説】
4月の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」にて勝利を挙げた安田祐香。昨季はドライビングディスタンス233.76ヤードだったが、今季は239.98ヤード(9月4日時点)と約6ヤードも飛距離が伸びている。青木瀬令奈のコーチを務め、合宿を共にする安田にもスイングのアドバイスをしている大西翔太が、飛距離アップの理由を教えてくれた。
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安田祐香選手は、アマチュア時代から“超エリート”と呼ばれてきた選手。高弾道で止まるドローボールを武器にしてきました。スピン量が多く、弾道も高い。そのドローボールは、見る人を魅了します。
最近ではトップの位置が高く、スイングアークも大きくなったことで、飛距離が伸びました。しかし、それに伴ってダウンスイングでやや浮き上がるクセが出てしまったので、「クラブを下ろす前に、もう少し左足を踏み込んだ方がいい」とアドバイスをしました。
ダウンスイングで踏み込みがないままクラブを下ろしてしまうと、その反動で体が起き上がりやすくなります。しかし、先に左足でしっかり踏み込んでおけば、それが抑えられるのです。また、左足を踏み込んでから右腰を押し込むように回せばドローボールを打ちやすくなり、インパクトも安定します。左足の踏み込みを意識することで、飛距離を伸ばしても安定感の高いショットを生み出せるのです。
■安田祐香
やすだ・ゆうか/7歳からゴルフを始め、小学3年生から坂田塾に入塾。アマチュア時代からJGAナショナルチームに選出されるなど活躍し、2019年にプロテスト合格。昨年の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で念願のツアー初優勝を挙げ、今年4月の「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」にて2勝目を挙げた。NEC所属。
■解説:大西翔太
おおにし・しょうた/1992年生まれ。千葉県出身。PGAティーチングプロA級を取得。2015年から青木瀬令奈のキャディ兼コーチを務めて、5勝を挙げることに貢献。理論的なレッスンでアマチュアにも人気。
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