第2回実施まで残り4試合! 自己最高位更新…プロ2年目の21歳が“終盤戦出場権”へ前進 【女子リランキング動向】
国内女子ツアーは、非シード選手を対象に、シーズン中に優先出場順位を並び替える『リランキング制度』を導入している。すでに6月の「ニチレイレディス」後に第1回が実施。現在、行われている大会はその順位を基に出場権が与えられている。そして第2回は1カ月後の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」(宮城・利府ゴルフ倶楽部)の大会後で、これにより終盤戦の出場試合数が左右される。フル出場できる目安は、上位30~35位以内とみられる。
リランキング対象選手では、先週の「ニトリレディス」でプロ10年目の27歳・大出瑞月が、優勝争いのすえ2位タイと大活躍した。この結果157.5ptを上積み。今季通算を306.16ptまで伸ばし、ランキング12位まで浮上した。QTランク13位で迎えたシーズンだが、第1回リランキングでは25位まで優先出場順位が後退。それでも昨年の第2回リランキングでボーダーラインの30位が151.63pt(仲村果乃)だったことを考えると、今季フル参戦の“安全圏”に突入と言ってよさそうだ。
また、4位タイで終えた上野菜々子にとっても、大きな1試合になりそう。84.6ptを加算し、ランキング25位(通算198.88pt)に浮上。こちらも終盤戦出場権に大きく前進し、現時点で「大王製紙エリエールレディス」(11月20~23日、愛媛・エリエールゴルフクラブ松山)までは問題なく試合に出場できそう。
自己最高位の13位タイで試合を終えたプロ2年目の吉澤柚月は46.5ptを手にし、リランキング35位(115.64pt)とボーダー付近まで立場を上げた。第1回リランキングは56位だっただけに、もうひと踏ん張りし、確実に終盤戦の出場権を確保したい。
なお非シード選手で今季優勝を挙げている工藤遥加、菅沼菜々、稲垣那奈子、髙野愛姫、入谷響は、来年末までの出場権が確定したため、リランキングを“卒業”している。
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