山下美夢有は“100%&88.9%”の「ショットが安定」 全英V後の米初戦で今季8度目のトップ10入り
<FM選手権 最終日◇31日◇TPCボストン(マサチューセッツ州)◇6533ヤード・パー72>
8月3日が最終日だった「AIG女子オープン」(全英)を制した後、一時帰国。山下美夢有は、4週ぶりに、メジャー女王として初めて米女子ツアーを戦った。結果は畑岡奈紗と並ぶ7位タイで日本勢最上位。ブランク明けでも、ショットのキレ味はバツグンだった。
最終日は3番で先にボギーが来たものの、そこから7バーディ。後半は5つ伸ばす固め打ちだった。「ショットは1番良くて安定していたし、そんなに曲がることもなかった。3~4メートルくらいのパットが入ってくれたので、その辺りでスコア作りができました」。
パー3を除く14ホールすべてでティショットはフェアウェイをとらえ、ヒット率は100%。パーオン率も88.9%(16/18)と高水準だ。これに加え、勝負所を決めたパット数は27。「72」だった前日は課題も口にしていたが、最終日はイメージ通りのショットでマネジメントにも好影響を与えた。
全英を制覇し、翌週はすぐさま日本ツアーの「北海道meijiカップ」に出場。“凱旋試合”を終えると、2週間の休養を経て主戦場に戻った。「番手通りの距離も打ててたと思います。昨日は、番定通りに打てなかったことも多くて、タテ距離が合わなかったり」。日ごとに修正をしながら、今季8度目のトップ10入りにつなげたのはさすがだ。
翌週は米女子自体がオープンウィークで再び休息に入る。「なんか景色を見たりと…そればっかり言ってますが」と笑顔も見せる。その間には竹田麗央や関係者とともにメジャーリーグ観戦の予定も立てている。日本ツアーの女王経験者2人が、楽しい時間を共有ししっかりとリフレッシュできそうだ。英気を養い、11日開幕の「クローガー・クイーンシティ選手権」(オハイオ州)へと向かう。
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