モバイルバッテリーは準備OK!でも災害時“家族とつながる方法”は7割がノープラン
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社が提供する高速光回線サービス「NURO光」は、9月1日の「防災の日」に先立ち、今年で3年目の「いざという時のインターネットの使い方」に関するオンライン調査を実施。調査対象者は、2011年以降に震度6以上の地震を経験した200名と、災害未経験者200名の計400名です。今回はその調査結果について見ていこう。

災害時におけるネット関連の対策を講じている人はわずか2割

3年間続くこの調査から、災害時のネット関連の不安は高まっているものの、実際に防災対策に取り組んでいる人は少ない傾向にある。今回の結果からも、災害時、ネットがつながらないことに約9割が「不安」と回答したものの、実際に対策や準備ができている人は2割にも満たないことが明らかになった。

実際にどのような対策や準備を講じているかの調査結果を見てみると、「対策している」と回答した人の中では「食料・飲料などの備蓄」がもっとも多いと判明。次いで「非常用持ち出しバッグの準備」や「家具などの転倒防止対策」「避難場所や避難経路の確認」のほか、「家族同士の安否確認方法」や「災害時の情報収集の手段」など連絡関連の対策もできていることが分かる。一方で、「対策していない」と回答した人の中では、備蓄関連の対策はできているものの、安否確認方法や避難経路確認、災害時の情報収集手段など、人や情報とつながる対策については講じていないことが分かった。
バッテリー対策は進む一方、『家族とつながる備え』は後回しに

災害時の停電に備えてスマホを充電する機器を用意しているか尋ねたところ、モバイルバッテリーやポータブル電源など、バッテリーへの対策は進んでいることが明らかになった。しかし、「災害に備えて家族とどのように連絡を取るか決めているか」については3年連続で7割以上が「決めていない」と回答。家族の連絡先に関してメモを取っている人も3割程度ということが分かった。人や情報とつながる防災術に対して、多くの人が、家族との連絡手段については意識が低いことが改めて浮き彫りになりました。

災害時の情報収集には、災害用アプリの事前インストールが有効であり、ネット回線に関しては、災害時に携帯キャリアが無料開放する公衆無線LANサービス「00000JAPAN」が有効だ。また、ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社からは、防災やインターネット分野の専門家による監修のもと、被災場所やインターネット接続状況に関係なく、人や情報とつながる防災術をまとめた「ネットの防災マニュアル」を掲載しているため、ぜひダウンロードし、印刷して手元に用意しておいてほしい。
●ネットの防災マニュアル→こちら
※サムネイル画像(Image:Shutterstock.com)
記事提供元:スマホライフPLUS
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