『65』の松山英樹は17位まで上昇しPO初戦突破「最終戦に近づけて良かった」 J・ローズがプレーオフを制し逆転で米通算12勝目
<フェデックス・セントジュード選手権 最終日◇10日◇TPCサウスウインド(テネシー州)◇7288ヤード・パー70>
米国男子ツアー・プレーオフシリーズ初戦は、全日程が終了した。
勝負の行方はトータル16アンダーで並んだジャスティン・ローズ(イングランド)と、J.J.スポーン(米国)によるプレーオフまでもつれ込んだ。それを3ホール目に制したローズが優勝した。1打差を追う2位からスタートし逆転したローズは、2023年の「AT&Tペブルビーチ・プロアマ」以来の勝利で、米ツアー通算12勝目。一方のスポーンは、今年の「全米オープン」に続く今季2勝目を逃した。
単独首位で最終日を迎えた34歳のトミー・フリートウッド(イングランド)は逆転を許し、トータル15アンダーの3位タイで終戦。17番でボギーを叩くなど、「69」と伸ばしきれなかった。同じく3位にはポイントランク1位のスコッティ・シェフラー(米国)も入った。
38位で最終日を迎えた前年覇者の松山英樹は、6バーディ・1ボギーの「65」と伸ばし、トータル7アンダーでフィニッシュした。ここまでの3日間は伸ばしあぐねてきたが、ようやくのビッグスコア。ポイントランク21位で迎えたプレーオフシリーズで第2戦進出も問題なくクリアし、ラウンド後には「後半に関しては、ほぼほぼアイアンは感触がいいショットが打てたので、これを続けていければ。最終戦に行ければ(ランクによるハンデがないため)今年は同じなので、それに近づけたのでよかった」と話した。
今大会にはマキロイを除く、フェデックスカップランキング70位までが出場。初戦終了後のランキング50位に入った選手が、プレーオフシリーズ2戦目「BMW選手権」への出場権を得る。今週の結果により、ポイントランク48位で迎えたジョーダン・スピース(米国、38位タイ)らが、第2戦行きを逃した。
賞金総額は2000万ドル(約29億4197万円)。優勝者は360万ドル(約5億2956万円)を手にする。
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