「悪い感じではない」松山英樹はショット復調の兆しも“続かない”もどかしさ
<フェデックス・セントジュード選手権 3日目◇9日◇TPCサウスウインド(テネシー州)◇7288ヤード・パー70>
米国男子ツアー・プレーオフシリーズ初戦。松山英樹は、悪天候と雷雲の発生による中断で持ち越されていた第2ラウンドの未消化分、そして第3ラウンドと長い一日を戦った。
昨年大会は最終日こそ「70」だったが、初日に「65」、そして2日目から連日「64」をマークしてトータル17アンダーで優勝を手にした。今週はここまでトータル2アンダーで38位。「ずっと同じようなゴルフを続けているので。もどかしいです」とフラストレーションも溜まる。
持ち越しとなっていた第2ラウンドは、後半16番パー5のセカンドから再開。バーディを奪ったものの、17番、18番と連続ボギーを叩き、6バーディ・4ボギー・1ダブルボギーの「70」とした。
続く第3ラウンドは10番からスタート。11番パー3でバーディが先行すると、16番パー5、18番パー4でもスコアを伸ばした。しかし、後半はこの流れがストップ。「3番、4番っていうところで完全に切ってしまいました」と、3番では短いバーディパット、4番ではやや距離が残ったパーパットを決め切れず。「『はいはい』って思いながら最後の方はやっていました」と、淡々と振り返った。
「悪い感じではない」と、ショットに復調の兆しも見えているが「それが18ホール続けられない」もどかしさもある。開幕戦「ザ・セントリー」をビッグスコアで制して以来、トップ10入りはない。
時折、顔をのぞかせるショットへの「違和感」。「分かれば苦労しない」と話すように、原因究明を急いでいる。「いい状態にはなりつつあるので、それを結果にどうつなげていくか。あしたがんばりたい」と、今できるベストのゴルフを続けていく。
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